PROGRAM
バッハ:カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」変ロ長調 BWV992
ラヴェル:ソナチネ
リスト:バラード 第2番 ロ短調 S.171
ショパン:ノクターン 第18番 ホ長調 Op.62-2
ラフマニノフ:楽興の時 Op.16
※曲目・曲順は都合により変更される場合がございます。
Pianist Message
初めて訪れる仙台の街でリサイタルをさせて頂けますことを、とても楽しみに思います。
写真でのみ見知った仙台に、僕は何故だか以前から言葉にできぬ憧れを持っておりましたが、そんな地に大好きな作品を携えて訪れることができるというのは嬉しいことです。
今回は、初めて取り組みますラフマニノフの30分近い大作「楽興の時」に、慣れ親しんだいくつかの作品を組み合わせました。
可愛らしいバッハのカプリッチョやラヴェルのソナチネも、崇高なリストのバラードも、最晩年のショパンが天国を見据えて書いたかのような、彼の"白鳥の歌"ノクターンの18番も、それぞれが僕にとってそれぞれに魅力的です。その魅力を皆様と共有できましたら嬉しいです。
務川 慧悟
PROFILE 務川 慧悟 Keigo Mukawa
東京藝術大学1年在学中の2012年、第81回日本音楽コンクール第1位受賞を機に本格的な演奏活動を始める。2014年パリ国立高等音楽院に審査員満場一致の首席で合格し渡仏。現在、パリ国立高等音楽院第2課程ピアノ科、室内楽科にて研鑽を積む。2015年エピナル国際ピアノコンクール(フランス)第2位。2016年イル・ド・フランス国際ピアノコンクール(フランス)第2位。コープ・ミュージック・アワード国際コンクール(イタリア)第1位、併せて各部門優勝者によるファイナルにて聴衆賞を受賞。2018年秋に開催された第10回浜松国際ピアノコンクールにおいて第5位を受賞。2017年シャネル・ピグマリオン・デイズのアーティストに選出され「ラヴェルピアノ作品全曲演奏」をテーマに6回のリサイタルを開催。これまでに、日本各地、スイス、上海、ラトビアにてリサイタルを開催のほか、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、藝大フィルハーモニア、セントラル愛知交響楽団、愛知室内オーケストラ、中部フィルハーモニー交響楽団、ロレーヌ国立管弦楽団と共演。室内楽においては、チェロの木越洋氏、長谷川陽子氏、ヴァイオリンの篠崎史紀氏、大谷康子氏、等と共演。日本、ヨーロッパを拠点に幅広く演奏活動を行うと共に、「ピアノの本」において留学記、ヤマハHPにてコラムを連載するなど多方面で活動している。2012.13.14年度ヤマハ音楽振興会音楽支援奨学生。2015・16年度公益財団法人ロームミュージックファンデーション奨学生。2017年度公益財団法人江副記念財団奨学生。現在、フランク・ブラレイ、上田晴子、ジャン・シュレム、横山幸雄の各氏に師事。
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