ショパンの音楽に魅了され、本場ポーランドで初めてショパン作品233曲全曲演奏を成し遂げた西水佳代。
30年にわたるポーランド生活や演奏活動を通して、肌で感じとったショパン観をポーランドの歴史や習慣、ショパンの手紙などを紹介しながらお話し致します。
PROGRAM
F.ショパン:軍隊ポロネーズ、マズルカ第5番、別れの曲、スケルツォ第1番、革命のエチュード、華麗なる大円舞曲、英雄ポロネーズ、マズルカ第41番、他
PROFILE
西水佳代(にしみず かよ/ピアニスト)
兵庫県伊丹市生まれのピアニスト。1987年よりポーランド在住。2004年から8年にわたり「フリデリク・ショパン全曲演奏」コンサートシリーズを実現、16回の演奏会で233曲を演奏。演奏会は毎年ショパンの誕生日(3月1日)と命日(10月17日)にポーランドワルシャワ郊外のプルシュクフ市にあるマゾフシェ古代冶金博物館のコンサートホールで開かれた。2004年~2009年の6年間に12回の演奏会でピアノソロの全曲を、2010年~2011年にはピアノ協奏曲2曲、演奏機会の少ないオーケストラ伴奏の作品、室内楽曲および歌曲を演奏した。
現在「Chopin's music & stories」アルバム集制作中。シリーズの第1巻「ポーランド - 愛と悲哀」は2012年11月に、第2巻「24の前奏曲 - イマジネーションの世界」は2013年4月、第3巻「踊り - 遊びと偲び」は2013年9月、第4巻「音のファンタジー」は2014年4月に完成。同年9月には「Chopin's music & stories」シリーズ作成に至るアーティストの考察やショパンの魅力に触れる入門編にあたる「なぜ日本人はそんなにショパンが好きなのですか?」に、日本人に人気のあるショパンの名曲10曲を収録。第5巻「24の練習曲集 - ショパンの哲学」は2015年4月に、最新版第6巻「ソナタ – 時と形式」は2018年10月にリリース。
西水佳代は演奏活動以外にもピアノ・日本語教師、ポーランド語通訳、4児の母として地域社会の文化振興交流を図る様々なコンサートやイベントの企画を積極的に手がけている。2010年より毎年ポーランドの幼稚園児から中学生のためにスライドショーとお話し付きの演奏会を年間40公演ほど行い、少しでも多くの子供たちがクラシック音楽に親しめるような機会を設けている。ポーランド国営放送TVP、ポーランド国営ラジオ局PR、TBS、MBS、BS日本、CNNなどテレビやラジオにも多数出演。
|