《NEW》ショパン国際ピアノコンクールをはじめ、世界の国際ピアノコンクールに公式採用されているフルコンサートグランドピアノ「SK-EX」。CA99/CA79に搭載しているSK-EXレンダリング音源は、この音色ひとつのためだけに、全システムが稼働する革新的な音源システムです。マルチチャンネルによる多層的なサンプリング技術と、88鍵盤すべての響きや共鳴音を忠実に再現するモデリング技術により、突き抜けるような強打音から、ささやくような弱打音まで、ダイナミックレンジの幅が広く、まるでコンサートホールで弾いているかのような響きを実現しました。
《NEW》グランドピアノは主に弦、響板が振動して音を発しています。さらにそれ以外の様々な小さな音が合わさり、複雑で味わい深い”グランドピアノの音”を形作っています。進化したSK-EXレンダリング音源では、その小さな音のひとつであるハンマーが弦に当たる瞬間の音と、鍵盤を押した時に下に当たる瞬間の音を弦や響板の音とは別にサンプリングしました。これらを個別に調整し、SK-EXの魅力を最大限に引き出しています。
オーディオ・音響機器メーカーとして世界的に高い評価を得るオンキヨー株式会社。CA99/CA79では、同社との技術提携によって開発した高音質な再生システムを搭載しました。音の解像度をより高める1ビットプロセッシング、ピュアでノイズの少ない音質を実現するDIDRCフィルター、ヘッドホンの高音質化を実現するアンプモジュールDiscrete SpectraModule、スピーカーの高音質化を実現するプレミアムアンプなど多彩な技術を投入、原音に忠実で、かつハイクラスオーディオに迫る高音質な再生クオリティを実現しました。
《NEW》88個ある鍵盤それぞれのハンマーから弦、駒を伝い、響板/フレームに伝わり、再度弦に戻り振動するといったピアノの共鳴現象は、打鍵の強弱や、ペダリングにより複雑に変化しますが、88鍵共鳴モデリングは、その現象を再現しています。さらに進化した最新の88鍵共鳴モデリングでは、音域で異なるダンパーシェイプによる影響までモデリングすることで、いままで不可能であったピアノの音の複雑で艶やかな共鳴感を再現させ、ピアニストが求める演奏表現をいっそう広げることが可能になりました。
最高峰のフルコンサートグランドピアノSK-EXに加え、同じくフルコンサートグランドピアノEX、ピアニストからの評価も高いミドルサイズのグランドピアノSK-5の3種類のグランドピアノ音色を内蔵しました。曲想にあわせてお好みのグランドピアノ音を選んで演奏することが可能です。他にもストリングスやオルガンといった電子ピアノならではの多彩な音色を楽しむことが可能です。
《NEW》グランドピアノは響板が床面に対して水平に張られているため、大面積の響板全体から上下方向に音が放射されます。その音は“演奏者を包み込む音”と表現され、カワイはこの音を再現するためにスピーカーにこだわり、研究開発しています。
CA79では、上面放射スピーカーに新たにディフューザーを搭載しました。これにより音を効果的に拡散し、グランドピアノの響板から放たれる“演奏者を包み込む音”を再現しました。強打では壮大でダイナミックな音の広がりを、弱打では澄み渡る音の静寂さを体感できます。
《NEW》KAWAIは電子ピアノをはじめて世に送り出した1986年当初より、特に鍵盤づくりには一途に思いを注いで開発を続けて参りました。グランドピアノづくりで培った伝統に、革新的な技術を融合し磨きをかけてきたのが、グランドピアノと同じ構造をもつシーソー式木製鍵盤です。
ハンマーを跳ね上げるシーソー式の構造、電子ピアノ最長クラスの支点距離、鍵盤をゆっくりと押さえたときに感じるクリック感など、細部に至るまでグランドピアノに限りなく近い鍵盤設計を追求しました。
また、鍵盤の動きを3つのセンサーできめ細かく感知し、グランドピアノに迫る表現力を備えています。
さらにグランド・フィール・アクションⅢでは、よりスムーズで手応えのあるタッチを実現しました。新しいハンマークッションと特殊樹脂を採用したアクション構造により、グランドピアノに迫るタッチで演奏することができます。
カワイの木製鍵盤は、白鍵はもちろん黒鍵まで、グランドピアノと同じ88鍵盤すべて木材を使用した鍵盤です。幾重にも木材の層を積み重ねる独自の加工技術により反りやねじれの少ない信頼性の高い動作を実現しています。さらに鍵盤表面には象牙、黒檀の色相や風合いを忠実に再現する象牙調白鍵(アイボリータッチ)、黒檀調黒鍵(エボニータッチ)を採用し、グランドピアノに迫る適度な摩擦感を持ったしっとりとした鍵盤の触り心地を実現しました。
グランドピアノは低音側ではハンマーが大きく、高音側では小さくなっています。これにより鍵盤を押した手応えは高音にいくほど、より軽やかになります。
グランド・フィール・アクションⅢではこの感触を再現するために、音域ごとに重さが異なるハンマーウェイトと、88鍵それぞれ最適に配置されたカウンターウェイトを搭載しました。これらにより全鍵にわたってピアニシモ演奏が一定となり、また演奏者の繊細なタッチやダイナミックな演奏に呼応するグランドピアノの弾き応えを実現しました。
CA99/CA79では夜でも快適なヘッドホン演奏を行えるよう鍵盤、機構設計を施しており、鍵盤の打鍵音がより静かになりました。打鍵音が外に漏れにくいため、他人を気にすることなく演奏に集中することが可能です。
《NEW》5インチのカラータッチパネルを搭載し、スマートフォンのように簡単に操作ができます。ピアノ演奏に集中することができる“ピアノモード”ではSK-EX/EX/SK-5/アップライトピアノ音色を自由に選択、簡単に調整することができます。また“最近演奏した音色リスト”や“おすすめ音色リスト“”お気に入りの音色リスト”など、プレイリストのように音色を簡単に選択することができるようになり、今まで以上にユーザーフレンドリーな操作性になりました。
また専用のアプリを使えば、お持ちのスマートフォンやタブレットでタッチパネルと同様の操作が可能になりました。例えばスマートフォンを譜面台に置いて楽譜と同じ目線でタッチパネルを遠隔操作できます。
ピアノの上達に役立つ豊富な練習曲を内蔵しました。右手、左手パートを個別に再生したり、曲の一部分だけを繰り返したり、多彩な練習が可能です。ピアノの練習曲としてポピュラーな曲集を内蔵しているので、それぞれのレベルに応じてピアノの練習ができます。
曲数 | CA99 | CA79 | |
バイエルピアノ教則本 | 126曲 | 〇 | 〇 |
ブルクミュラー25の練習曲 | 25曲 | 〇 | 〇 |
チェルニー100番練習曲 | 100曲 | 〇 | 〇 |
チェルニー30番練習曲 | 30曲 | 〇 | 〇 |
ソナチネ・アルバム1 | 30曲 | 〇 | 〇 |
バッハ・インベンション | 15曲 | 〇 | 〇 |
ショパン・ワルツ集 | 19曲 | 〇 | 〇 |
ショパン・エチュード集 | 12曲 | 〇 | 〇 |
指のトレーニング(ハノン第1部) | 20曲 | 〇 | 〇 |
377曲 | 377曲 |
《NEW》コンサートチューナーは、調律師が行うようなピアノ音の調整ができる機能です。調律師オススメの設定が盛り込まれているので、調律内容を知らなくても簡単に自分好みのピアノ音に調整することができます。今回新たな調整項目としてハンマーノイズやリリースタイムを加えピアノ音の調整項目は22項目になりました。今まで以上に演奏者の想い描くお好みのピアノセッティングを実現可能になりました。
《NEW》コンサートマジックは、指一本で演奏できる機能です。鍵盤でテンポを刻むことにより、誰でも簡単にピアニスト気分を味わうことができます。アニメや日本の歌、世界の民謡など多彩な楽曲を内蔵しています。また新たにレッスン曲にも対応することで、テンポや強弱の練習に役立つようになりました。
《NEW》ワイヤレスでスマートフォンやタブレットとの接続が可能なBluetooth®機能を搭載。スマートフォンからお手持ちの楽曲をCA99/CA79のスピーカーで再生することが可能です。クラシックやポップス、ジャズなどお好みの楽曲と合わせて、電子ピアノの演奏が可能。より高音質なaptXにも対応、ハイクオリティな音楽を楽しめます。
Bluetooth®MIDI対応
MIDIに対応したアプリをワイヤレス通信で接続して楽しむことができます。
※Bluetooth®のワードマークおよびロゴはBluetooth SIG,Inc.が所有する登録商標であり、株式会社河合楽器製作所は、これらのマークをライセンスに基づいて使用しています。
※aptX™は、QualcommTechnologies International, Ltd.の米国ならびに他の国における登録商標であり、許可のもとに使用しています
全方向にバランスのとれたノーマル、左右の広がりを強調したワイド、前方への定位を強調したフォワード、の3つの選択が可能です。どのモードを選んでも、自然な音の広がりにより、長時間ヘッドホン演奏を続けても疲れにくく、快適な演奏を楽しめます。
ヘッドホンタイプ
オープン、セミオープン、クローズ、インナーイヤー、カナルと、ヘッドホンの種類に応じて、最適な音質を選ぶことが可能です。
《NEW》CA99/79のペダルは安定した踏み心地を得るために、剛性の高い作りになっています。また、3本のペダルすべてにおいてグランドピアノの踏み込み荷重を解析し、微妙な音の変化や表現を可能にしたグランド・フィール・ペダル・システムを搭載、まるでグランドピアノのようなペダルワークが実現できます。さらに新機能として、ダンパーペダルのみ対応していたハーフペダル奏法を、ソフトペダルにも対応し、思い通りの演奏表現を楽しむことができます。