日時 |
2018年6月27日(水)
10:00~12:30 |
会場 |
カワイ名古屋コンサートサロン「ブーレ」
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チケット |
- 一般
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3,500円
- カワイスコアメンバー、ピティナ、教育連盟、ショパン協会、Miyoshi Net
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3,000円
- カワイ音楽研究会
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2,500円
- 学生
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1,000円
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出演 |
中村洋子(作曲家) |
内容 |
作曲家、中村洋子先生による バッハ平均律のアナリーゼ講座シリーズ
平均律 第1巻の構想を明確に示す「第8番」
~悲嘆に暮れるプレリュード、瞑想にふけるフーガは、明るく生命に満ちた「1番 C-Dur」から生まれ出る~
★1巻 第8番 プレリュードはes-Moll 変ホ短調、フーガは dis-Moll 嬰二短調です。
異名同音調とはいえ、調性が異なるプレリュードとフーガは、平均律1、2巻を通してこの8番のみです。
なぜそうなっているか、分かりやすくご説明いたします。
★バッハが平均律第1巻で追求した「調性とはなにか」につきましては、私が解説を書きました
「ベーレンライター原典版・日本語解説付き平均律第1巻楽譜」を是非お読みください。
★尽きることのない嘆きを歌う8番プレリュードは、日の出のように明るい「1番 C-Dur プレリュード」から、生まれ出ました。
1番から渾身の力と技と心をもって、この8番に辿り着いたのです。それを詳しくご説明いたします。
★静かに密やかに始まる8番フーガの主題は、反行、拡大を経て大河のように成長します。
そして、その眼差しは、まっすぐ24番プレリュード&フーガへと向かっていきます。
その理由を考えますと、平均律第1巻は「全24曲」ではなく、24曲が集まった宇宙のように
「巨大な1曲」であることが分かってきます。
(♪空き席がある場合は当日入場も可能ですが、資料の準備の為できるだけご予約いただきたくお願い申し上げます。)
■講師: 作曲家 中村 洋子
東京芸術大学作曲科卒。
・2008~17年、「インヴェンション・アナリーゼ講座」全15回を、東京、横浜、名古屋、金沢で開催。 「平均律クラヴィーア曲集1、2巻アナリーゼ講座」全48回を、東京で開催。
「ゴルトベルク変奏曲アナリーゼ講座」全10回を、東京で開催。 自作品「Suite Nr.1~6 für Violoncello無伴奏チェロ組曲第1~6番」、 「10 Duette für 2Violoncelli チェロ二重奏のための10の曲集」の楽譜を、
ベルリン、リース&エアラー社 (Ries & Erler Berlin) より出版。
「Regenbogen-Cellotrios 虹のチェロ三重奏曲集」、 「Zehn Phantasien fϋr Celloquartett(Band1,Nr.1-5) 、 チェロ四重奏のための10のファンタジー
(第1巻、1~5番)」をドイツ・ ドルトムントのハウケハック社 Musikverlag Hauke Hack Dortmund から出版。
・2014年、自作品「Suite Nr. 1~6 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲第1~6番」のSACDを、
Wolfgang Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー演奏で発表 disk UNION : GDRL 1001/1002
・2016年、ブログ「音楽の大福帳」を書籍化した ≪クラシックの真実は大作曲家の自筆譜 にあり!≫ ~バッハ、ショパンの自筆譜をアナリーゼすれば、曲の構造、演奏法までも 分かる~ (DU BOOKS社) (レコード芸術特選盤)を出版。
・2016年、ベーレンライター出版社(Bärenreiter-Verlag)が刊行した
バッハ「ゴルトベルク変奏曲」Urtext原典版の「序文」の日本語訳と「訳者による注釈」を担当。
CD『 Mars 夏日星』(ギター二重奏&ギター独奏)を発表。(アカデミアミュージック、銀座・山野楽器2Fで販売中)
・2017年、≪ベーレンライター原典版・日本語解説付き平均律第1巻楽譜≫
に添付の「解説書」(バッハ「序文」の分析と解説、「前書き」の注釈)を出版。
チェロ四重奏のための10のファンタジー(第2巻、6~10番)を、
ドイツ・ ドルトムントのハウケハック社から出版。
公式ブログ 「音楽の大福帳 」 http://blog.goo.ne.jp/nybach-yoko
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お問い合わせ |
カワイ名古屋 / TEL : 052-962-3939 MAIL : nagoya-shop@kawai.co.jp
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イベント分類 |
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