日時 |
2017年6月14日(水)
10:00~12:30 |
会場 |
カワイ名古屋コンサートサロン「ブーレ」
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チケット |
- 一般
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3,500円
- 会員(スコアメンバー、ピティナ、教育連盟、ショパン協会、Miyoshi Net)
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3,000円
- カワイ音楽研究会
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2,500円
- 学生
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1,000円
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出演 |
中村洋子先生 |
内容 |
中村洋子 Bach平均律第1巻6番d-Moll Prelude & Fugaアナリーゼ講座
平均律1巻6番は、調性とは何かを提示する肝心要の曲
~Bachの“序文”は演奏法までも示唆しています~
★Bachは「平均律クラヴィーア曲集」を、6曲ごとに「1つのまとまり」として
作曲しています。第1巻6番d-Mollの Prelude & Fugaは、その最初の1セットを締めくくる重要な曲です。
そのどこが重要なのかー今回は、Bachが自筆譜の巻頭に自ら記した
≪序文≫を基に、解き起こしたいと思います。
それこそが、この6番を、どう演奏したらよいのかの、答えとなるからです。
★幸いなことに、平均律第1巻は、Bachの自筆譜が存在するだけでなく、
偉大な作曲家バルトーク、フォーレ、レントゲンの校訂版があります。
さらに、ショパンが所持していた平均律1巻の楽譜に、ショパン自身の書き込みも残されています。
これらを総動員しますと、この曲の真価が明確に分かってきます。
★前回の講座で、5番 Preludeとコラールとの関係をお話いたしました。
これを更に深め、6番 Preludeのご説明をします。
この曲は、決して干からびた“指の練習”ではないことは、言うまでもありません。
★1ページ6段で記譜されています自筆譜の Fuga16小節目上声「c³」は、このページの真ん中に“高々と”記されています。
そのようにしたBachの意図を理解しますと、
何故Bachが平均律クラヴィーア曲集そのものを作曲したか、
という謎が氷解するとともに、Bachを弾くことが、楽しくてたまらなくなるでしょう。
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お問い合わせ |
カワイ名古屋 / TEL : 052-962-3939 MAIL : bourree@kawai.co.jp
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イベント分類 |
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