イベント詳細

デビュー50周年記念 遠藤郁子 ピアノ・リサイタル

「北海道~パリ~そしてポーランド」

デビュー50周年記念 遠藤郁子 ピアノ・リサイタル

日時 2015年10月8日(木)    
19:00~(開場 18:30)
会場 東京オペラシティリサイタルホール map
チケット
入場料(全自由席)
5,000円 満員御礼
出演 遠藤郁子(ピアノ)
内容

PROGRAM

伊福部 昭: 

ピアノ組曲 1.盆踊 2.七夕 3.演怜(ながし) 4.倭武多(ねぶた)
ラヴェル: 
「鏡」 1.蛾 2.悲しき鳥 3.洋上の小舟 4.道化師の朝の歌 5.鐘の谷
ショパン: 
マズルカより 
第47番イ短調Op.68-2、第48番ヘ長調Op.68-3、
第1番嬰へ短調Op.6-1、第13番イ短調Op.17-4
ポロネーズより
第5番嬰へ長調Op.44、第6番変イ長調Op.53「英雄」、
第7番変イ長調Op.61「幻想」
 

ごあいさつ

 終戦後、私の両親は生後間もない私を抱き、機雷の浮く津軽海峡を渡り、復職のため札幌へ戻りました。北海道の大自然の中で大らかに育つことのできた私は、後にヨーロッパの気候風土の中でも伸びやかに過ごすことができました。私のピアノの音色は、北海道の自然と深く関わっていると言えます。とはいえ東西冷戦中に私が共産圏で体験した日々は、ショパン自身と重なり、人生の荒波に幾度も命を奪われそうになりました。こうして、今日、古希を迎える迄ステージに立つことができるのは、周囲の方々のお力添えとお励ましの賜なのです。
 「私が聴いたあの音」と言ってくださった伊福部先生の懐かしい北海道神宮祭の旋律。パリでペルルミュテル先生に薫陶を受けたラヴェル。娘として愛しんで下さったステファンスカ先生御夫妻のショパン。そして天国の両親と昨秋逝った夫ノ。皆々様に感謝の祈りが届くよう、このリサイタルに心と魂を込めます。遠藤郁子
 

PROFILE

遠藤郁子 えんどう●いくこ (ピアノ)

 「90才の人生で初めて霊感で弾かれたショパンを聴いた(20世紀最後の巨匠ヴラド・ペルルミュテル)」、「イクコ・エンドウ偉大なるピアノの才能(巨匠アルトゥール・ルビンシュタイン)」、「今までイクコ・エンドウほど感動させられたピアニストはいない(ロンドン・デイリーテレグラフ紙)」「日本人唯一のショパン弾き(ワルシャワ・フィル音楽総監督カジミエシュ・コルト)」「50才を過ぎて咲いた花は人の命をも救う(人間国宝・金春信高~松本サリン事件の奇跡に際し)」「天啓の音(文化功労者・畑中良輔)」と世界から絶賛される遠藤郁子の演奏は、「作曲者の魂を伝えるピアニスト」として内外に根強いファンを持つ。
 札幌にて3才よりピアニストの母、遠藤道子(ポーランド文化功労勲章、文部省地域功労賞、北海道開発功労賞、北海道文化賞、他受賞多数、日本ショパン協会北海道支部創設者)に音楽の手ほどきを受け、東京芸術大学附属高校を経て東京芸術大学に入学。その間毎日新聞社主催「日本音楽コンクール」、同社主催「海外派遣コンクール」で「安宅賞」を受賞し、日本代表として第7回ショパン国際ピアノコンクール(1965ワルシャワ)に出場し特別銀賞受賞、一躍注目を集め、オストロクシキ宮殿でのデビューリサイタルで「偉大で小柄な日本娘」のタイトルで絶賛された。ポーランド国営テレビ・ラジオに録音多数。世界的ショパン奏者ステファンスカ夫妻に見い出され、その内弟子として5年間更なる研鑽を積む。1974年からパリ在住。ヴラド・ペルルミュテルにラヴェル全作品の指導を受け、フランス国営テレビ・オーディションにて最高位を収め、同局に録音を残す。その間、激賞されたロンドン・デビュー、パリ・デビューの他、北米、旧ソビエト、ハンガリー、ルーマニア、東ドイツで演奏。特にユーゴスラビアには毎年招かれ、巨匠アルド・チッコリーニの夏期講習(オフリッド)を受け継ぎ、長年にわたり講師を務めた。その功で、オフリッド25周年功労賞を受賞。帰国後は、東京芸術大学講師、聖カタリナ大学客員教授を務めるかたわら活発な演奏活動を行う。特にCD「ショパン序破急幻」が松本サリン事件で植物人間状態となり眠り続けた女性の意識を覚醒した奇跡は、連日マスコミで大きく報道され、東京サントリーホールでのチャリティコンサートの収益全額が、5,000人のサリン患者のため寄附された。これまで共演したオーケストラは、ワルシャワ・フィル(定期)、クラクフ・フィル(定期)、ハンガリー国立フィル、グルノーブル市立オケ、N響、読響、日フィル、新日フィル、東響、東フィル、都響、札響、京響、大フィルなど多数。また、ショパン国際ピアノコンクールをはじめ多数の音楽コンクールの審査員を務める。CD、著作多数。2000年にはポーランド国家プロジェクト「ショパン全曲演奏」(於東京・上野旧奏楽堂、ポーランド大使館・同奏楽堂共催)の演奏に対して、ポーランドのショパン年実行委員長(文化芸術大臣兼務)からショパンのブロンズ像を授与された。
 2015年春、「ポーランド共和国聖十字功労勲章」叙勲。同春、東日本大震災被災者支援の活動に対し「瓦礫(がれき)を活かす森の長城プロジェクト」理事長、細川護煕元首相から感謝状を贈られた。
ポーランド共和国文化功労者、日本ショパン協会理事、NPO法人まずるか北海道(音楽による福祉団体)理事長。

お問い合わせ カワイ音楽振興会 (担当 : 谷本) / TEL : 03-3320-1671
MAIL : ongakushinkoukai@kawai.co.jp
後援 駐日ポーランド共和国大使館、ポーランド広報文化センター 、(株)河合楽器製作所、日本ショパン協会 
イベント分類
  • ピアノコンサート
  • その他コンサート

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