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写真クレジット ©HIPIC

※本公演にはカワイ音楽振興会LINEクーポン・特典チケットはご使用いただけません。
Pianist’s Message
今回は、フレデリック・ショパンの作品に特化したプログラムをご用意いたしました。ショパンの音楽は私にとって大変魅力的です。ポーランドはショパンの生まれ故郷であり、彼は生涯を通じて祖国との強い絆を感じていたため、ショパンの音楽は深いポーランドの情緒に特徴づけられています。しかし、ポーランドの強い伝統を受け継ぎながらも、彼の音楽はあらゆる国の人々の心に響き、私にとってショパンは国境を越えた国際的な芸術家なのです。皆様にこのプログラムを楽しんでいただければ幸いです。
私はShigeru SK-EXピアノが大好きです。この楽器の可能性は無限大で、非常に長く深い響きを持ち、ショパンの音楽に特に合っていると思います。SK-EXで演奏できることは夢のようなことで、この素晴らしい楽器でリサイタルを演奏できることを心待ちにしています。
ヨナス・アウミラー
Program
オール・ショパン・プログラム
プレリュード 嬰ハ短調 Op.45
Prélude in c-sharp minor, op. 45
舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
Barcarolle in F-sharp major, op. 60
ピアノ・ソナタ第2番「葬送」 変ロ短調 Op.35
Sonata No. 2 in b-flat minor, op. 35
***
幻想曲 ヘ短調 Op.49
Fantasy in f minor, op. 49
マズルカ Op.56
Three Mazurkas, op. 56
ワルツ第3番 イ短調 Op.34-2
Waltz in a minor, op. 34 No. 2
スケルツォ 第3番 嬰ハ短調 Op.39
Scherzo No. 3 in c-sharp minor, op. 39
Profile
ドイツ出身。2021年第3回ヨハネス・ブラームス国際コンクール(ドイツ、デトモルト)優勝。2022年第8回仙台国際音楽コンクール第2位及び聴衆賞受賞。2024年第12回浜松国際ピアノコンクール第2位入賞。第27回リーナ・サラ・ガッロ・モンツァ国際ピアノコンクール(イタリア)で第2位および3つの特別賞を受賞。2025年ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールにおいて審査員特別賞を受賞。
1998年ミュンヘンで生まれ、7歳よりピアノを始める。F.A. Bonporti音楽院(イタリア、トレント)においてマッシミリアーノ・マイノルフィの指導のもと、音楽学士号「summa cum laude(最優等)」を取得。2018年より、世界的なピアニストであり教育者であるセルゲイ・ババヤンのもとで、ニューヨークのジュリアード音楽院とクリーブランド音楽院で学び、音楽修士号とアーティスト・ディプロマも取得した。
元ドイツ大統領のヨアヒム・ガウク氏に招かれベルリンのベルビュー宮殿(大統領官邸)で演奏。ドイツ、イタリア、アメリカ、バルバドス、スイス、日本などでリサイタルを開催し、北西ドイツフィルハーモニー管弦楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、ミラノ交響楽団、東京交響楽団、フォートワース交響楽団等と共演。19世紀と20世紀のピアニスティックな伝統をこよなく愛し、オーケストラやオルガンの作品をピアノ用に編曲し、リサイタルで定期的に演奏している。
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