Overview
ワルシャワ大学出版会刊『ショパン書簡集』がついに完結しました。足かけ16年、全7冊の大事業でしたが、今後こういうものは百年たっても――もしかすると永遠に――出ないでしょう。日本語版の『ショパン全書簡』も何とかして完結にこぎつけたいものです。ようやく全貌の見えたショパンの言葉に、どのように近づくのか、どういう読み方があるのか――具体例を示しながら考えてゆきたいと思います。
PROFILE
関口 時正 Tokimasa Sekiguchi
東京大学仏文科卒。1991-2013:東京外国語大学教員(ポーランド文化)。現在同大名誉教授。2018:第69回読売文学賞(翻訳)、第4回日本翻訳大賞。《ポーランド舞台藝術作家・作曲家連盟ZAiKS賞》。2019:ポーランド《フリデリク・ショパン協会賞》。2020:《ポーランド共和国功労勲章コマンドル十字章》。2021:《トランスアトランティック賞》。名誉称号《在外ポーランド語大使》。2025:《ポーランド共和国文化功労章「グロリア・アルティス」金メダル》。著書に『白水社ポーランド語辞典』(共編)、『ポーランドと他者』(みすず書房刊)、Eseje nie całkiem polskie(Universitas刊)、『若きポーランド』(未知谷)。訳書に『ショパン全書簡』シリーズ(岩波書店・共訳)、『ショパン歌曲集』『ポーランドのクリスマス聖歌 12のコレンダ』(以上ハンナ)、アダム・ミツキェーヴィチ作『バラードとロマンス』(未知谷)他。