PROGRAM
「エストニアのピアノ音楽」
トゥヌ・クルヴィッツ:目に見えぬエオリアン・ハープに寄せる聖歌(2013) 日本初演
ウルマス・シサスク:《銀河巡礼》第1集「北半球の星空」Op. 10(1980-87)から
[秋場 敬浩]
P.H. ノルドグレン :小泉八雲の「怪談」によるバラード より“耳なし芳一”
J. シベリウス : 5つのロマンティックな小品 Op.101
[安武 亮]
シベリウス:ピアノ・ソナタ ヘ長調 作品12
[本山 乃弘]
ニールス・ゲーゼ 水彩画 作品19
シベリウス もみの木 作品75-5
[菅野 雅紀]
曲目・曲順が変更になる場合がございます。
PROFILE
■秋場敬浩(あきば・たかひろ)
1984年横浜市生まれ。2007年3月、東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻を首席で卒業。学内にてアリアドネ・ムジカ賞、安宅賞、アカンサス音楽賞、同声会賞を受賞。その後、同大学院音楽研究科に進み、2015年3月に博士後期課程修了(博士号取得)。また、大学院在籍中よりロシアに渡り、国立チャイコフスキー記念モスクワ音楽院に学ぶ。2011年7月、同音楽院研究科修了。アルメニアおよびエストニアの知られざる音楽文化の紹介をライフワークとし、その活動は現地において高い評価を得る。2015年9月、「アルメニア音楽芸術に対する貢献」に対し、アルメニア政府ディアスポラ総務大臣フラヌシュ・ハコビャン閣下より名誉表彰状を授与される。また、2016年8月にはエイヴェレ国際ピアノ音楽祭(エストニア)に招かれ、リサイタルおよびマスタークラスを行い高評を博した。このほか、日本各地はもとより、ロシア、アルメニア、エストニアの主要都市でリサイタルを行うほか、オーケストラ、国内外の著名アーティストとの共演、音楽イヴェントのプロデュースなど、多義にわたる活動を展開。現在、東京藝術大学音楽学部ピアノ科非常勤講師。日本コミタス音楽協会会長。エストニアン・ミュージック・プロジェクト(EMP)主宰。
■安武亮(やすたけ・りょう)
東京都立芸術高等学校、東京藝術大学を卒業。同声会賞・読売新人音楽賞受賞。同大学院修士課程修了時にアカンサス音楽賞・藝大クラヴィア賞受賞し、褒賞として東京工業大学管弦楽団と共演。テレビ朝日の番組に若手ピアニストとして出演。チューリヒ芸術大学(ZHdK)修了。2011年スイスのラントオルト国際音楽コンクール第1位ほか。これまでに津田ホール、王子ホール、浜離宮朝日ホール等にてリサイタル開催。コンクールの審査員や室内楽の演奏にも取り組んでいる。現在ヴァイオリニスト、丁讃宇氏の伴奏ピアニスト。また、東京藝術大学音楽学部および東京都立総合芸術高等学校にて講師をつとめる。
■本山乃弘(もとやま・のりひろ)
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校及び同大学卒業。2008年よりパリへ留学。パリ・エコールノルマル音楽院コンサーティスト高等ディプロムを審査員満場一致にて取得。15年同音楽院専攻科修了。03年第4回ショパン国際ピアノコンクールin ASIA コンチェルトC部門金賞、コンチェルト賞。14年第12回東京音楽コンクール第3位。国内外のオーケストラと共演を重ねる他、日本とフランスを中心に演奏活動と後進の指導を行っている。
■菅野雅紀(すがの・まさのり)
東京藝術大学を卒業後、同大大学院修士課程を修了。 2010年3月、同大学院博士後期課程を修了し博士号(音楽)を取得。 国内外で演奏活動を行っており、東京、名古屋、新潟、旭川、スペイン、ハンガリー、ドイツでリサイタルを行っている。カワイ音楽コンクールのほか、PTNA、日本ピアノ教育連盟、東京国際ピアノコンクール、日本ピアノ研究会ピアノオーディション全国大会をはじめとする多くのコンクールでの審査員を務める。国内外での演奏活動のほか、各地での特別レッスン講座、公開講座も多く開催し好評を博している。 東京藝術大学ピアノ科非常勤講師を経て、本年4月より聖徳大学音楽学部准教授に着任。また、武蔵野音楽大学でも後進の指導にあたっている。
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