ピアノができるまで

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竜洋工場でのピアノづくりを紹介します。
ピアノには木(木材)・鉄・羊毛・樹脂、など
さまざまな素材が使われていて、1台のピアノの部品の数は1万個に及びます。
ピアノの材料、特に木材は世界中から運ばれてきます。

支柱の加工

支柱の加工
木材でできたピアノの響きを支える骨組み「支柱」を組み立てます。

響板・側板の接着

響板・側板の接着
薄い板を貼り合わせた「側板」と、音を響かせる「響板」を支柱に貼り合わせます。
これでピアノのボディが組みあがります。

塗装

塗装
ピアノのボディに塗料を何度も吹き付けます。
その後、「研ぎ(削り)」と「磨き」を繰り返すことでピアノ特有の黒艶の輝きが生まれます。
この行程は何度も繰り返され、時間をかけて塗装が完了します。
※工場見学は以降よりご覧になれます。

フレームの取り付け

フレームの取り付け
塗装が済んだピアノのボディに鋳鉄製のフレームを取り付けます。
重さ約100kg以上あるフレームはピアノの中で一番重い部品です。
弦を張った時に生じる張力(ひっぱる力)を支える重要な役割を果たします。

張弦

張弦
フレームに弦を張ります。ピアノの弦として使われるのは一般的に「ピアノ線」と呼ばれるものではなく、「ミュージックワイヤー」と呼ばれる鋼の線です。
1台のピアノに約230本ある弦を一本ずつ張っていき、張力を上げていきます。全ての弦が張られると、張力の合計は約20トンにもおよびます。

調律(下律)

調律(下律)
弦を張った後、鍵盤・アクションがない状態で調律をします。ギターのように弦をはじいて音を出すこの調律は、「下律(チッピング)」と呼ばれています。ここで初めてピアノにドレミの音階が吹き込まれます。

シーズニング

シーズニング
弦が張られた後、ピアノを一定期間倉庫の中で保管します。弦の張力の影響を受けるボディやフレームなどに張力をなじませ、安定させるために行います。

アクションユニット組立

アクションユニット組立
ピアノの可動部分である鍵盤・アクション・ハンマーなどを組み立てていきます。アクションユニットを構成するパーツは約6,000個におよびます。組み立て後は自動連打器で打鍵させ、パーツを馴染ませたのちにアクションユニットをピアノ本体に組み込みます。

調律

調律
鍵盤・アクションを組み込んでの最初の調律です。
「チューニングハンマー」という工具で弦の張力を調整し、ドレミの音階をつくります。
1つの音に対して弦は1~3本あり、すべての弦を調整することではじめて美しい音になります。

整調

整調
「整調」とは鍵盤の高さ・深さやアクションの動きを揃える調整作業です。
その作業は数千か所にわたり、これらを調整することで統一感のある鍵盤タッチになります。

外装の仕上げ

外装の仕上げ
ピアノのボディ塗装をチェックし、最終的な磨きをかけます。

調律・整音

調律・整音
出荷前の最終調律と、「整音」と呼ばれる音作りの作業を行います。
周りの音が聞こえない防音室の中で、1人の調律師が時間をかけてピアノを調整します。「整音」は音の高さを合わせる調律とは異なり、音色を作る作業です。

品質検査・出荷

品質検査・出荷
厳しい検査を通って完成したピアノは梱包され、日本をはじめ世界各地へと運ばれていきます。

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