カワイが誇る最高のグランドピアノシリーズであるShigeru Kawaiから、コンサートグランドピアノSK-EX、中型グランドピアノSK-5を新たに搭載しました。また、世界最高峰のピアノコンクールであるショ パン国際ピアノコンクールで実際に使用したカワイコンサートグランドピアノEXも搭載、合計3モデルのグランドピアノ音を内蔵しています。
これらのピアノレコーディングにおいては、ピアノ作りに精通したカワイだからできる最良のピアノ選定、最高レベルの調律師(※MPA)による秀逸なピアノ調 整を行っています。それらのピアノを88個の鍵盤一つ一つ丁寧に録音することで、妥協のないピアノサウンドに仕上がりました。HI-XL音源は、弱打から強打までのスムーズな音色変化や、和音の濁りが少なく減衰に伸びのあるリアルなピアノ音を実現、そのクオリティを余すこ となく表現します。
内蔵音色はPIANO・E.PIANO・SUBの3セクションから構成され、各セクションにはボリュームフェーダーをはじめエフェクト・リバーブコントロール・音色バリエーションなどの操作子がそれぞれ用意されています。
音色をカテゴリごとにセクション分割することでレイヤー・スプリット・キーレンジ・エフェクトなどの設定を、他のセクションに影響を与えることなくそれぞれを独立した楽器として操作することが可能になりました。
熟練のピアノ調律師の卓越した技術はコンサートグランドピアノの性能を引き出すためには不可欠です。音色を正確にチューニングするだけでなく、そのピアノが本当の音楽を奏でられるようにさまざまな音色の調整を行います。
バーチャルテクニシャン機能は調律師の調整作業をシミュレートしてピアノ音色のキャラクターを変化させる機能です。タッチの重さやハンマーの硬さの調整、鍵盤から指が離れたときのノイズの調整、ストリングレゾナンス、大屋根の開閉、ダンパーレゾナンスなど様々な項目をリアルタイムに調整できます。
バーチャルテクニシャンはエレクトリックピアノでも利用可能です。古びた感じのサウンドで鳴らしたり、新品および出荷直後の状態で鳴らすことができます。
アンプやキャビネットの音色キャラクタはビンテージエレピの音色を左右する重要な要素です。 アンプシミュレータを使って、アナログ的な温かみと厚みのある音色で演奏することができます。
5種類のアンプタイプに加えてドライブレベルやボリュームを細かくコントロールすることも可能で、イコライザや音色エディット機能も備わっています。さらにアンプの音を集音するマイクの種類やマイクの配置、遠くに配置されたステレオマイクの音量も調整することが可能です。無限の組み合わせを実現するアンプシミュレータはビンテージエレピ音色にさらなる楽しさをもたらします。
木製鍵盤グランド・フィール・アクションは鍵盤長を延長し、グランドピアノ同等の支点距離を確保したことで白鍵の奥を弾いてもタッチが重くならず繊細な表現が可能になりました。
レットオフとはグランドピアノ特有の鍵盤をゆっくりと押さえ切った時に感じるクリック感のこと。レットオフ・フィールはこの繊細なクリック感を再現した機構です。
また、おもりとなるカウンターウェイトを搭載したことによりグランドピアノ同様、弱いタッチでの演奏時には軽いタッチ感を実現、弱打での繊細なコントロールが可能となります。
MPシリーズではコントローラーに様々なパラメータを割り当てることができます。
90種類以上の割り当て可能なパラメータが存在しリバーブやエフェクト、バーチャルテクニシャンやアンプシミュレータなどの設定をリアルタイム制御できます。またEDITメニューのパラメータをコントロールノブに割り当てることができ、 さらに各音色セクション、MIDIゾーンには割り当て可能なノブのパラメーターセットが用意されています。
例えばピアノ音色にボイシングやストリングレゾナンスといった使用頻度が高いバーチャルテクニシャンのパラメータを割りあててリアルタイムに調整しながら演奏したり、エレピ音色でソロ演奏する際にアンプシミュレータのトーンコントロールに素早くアクセスし、“中音域を一瞬だけ高める/ドライブレベルを上げる“ といった操作を簡単に行うことができます。
MP11SEはスタジオとステージの両方での使用を前提としているため、アンバランス型出力(標準)とバランス型出力(XLR・キャノン端子)ジャックを装備しています。XLRとグランドリフトスイッチの採用により、意図しないグラウンドループを切ることもでき、高品質な出力が保証されると共にMP11SEのノーマルフォンジャックを同時モニタリング用に使用することができます。
また外部入力用にラインインジャックを搭載しており、PCやポータブルオーディオをMP11SEの内部音色とミックスすることができます。ラインインのボリュームはパネル上にあり、ミキサー感覚で内部音色と外部入力のバランスを調整することができます。外部オーディオはMP3またはWAV形式でUSBメモリに保存することが可能で、MP11SEの内部音色と合わせて録音することが可能です。
MP11SEは標準的なMIDI端子とUSB端子を2系統のMIDI入出力端子として利用できます。標準MIDI IN、MIDI OUT、THRU端子とUSB to Host端子によってMIDIデータを同時に並列に送受信することができます。これによりMIDI接続したお気に入りのシンセサイザーなどの外部ハードウェア音源と、USB接続したPCやiPad上で動作するソフトウェア音源を同時に使用することができます。
またMIDIとUSBのルーティングを自由に設定できるため、例えば「MP11SEをMIDIインターフェイスとして使用する」ことも可能です。MP11SEシステムメニューの幅広い追加設定は、MIDIイベント処理のきめ細かなコントロールを可能にし、フル機能のマスターキーボードとしての評価、柔軟性を備えたステージピアノとしての評価を高めています。
外装色 | ブラック | |
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鍵盤 | 鍵盤 | 88鍵/シーソー式木製鍵盤 グランド・フィール・アクション |
アイボリータッチ | 〇 | |
エボニータッチ | ー | |
レットオフ・フィール | 〇 | |
カウンターウェイト | 〇 | |
音色 | ピアノ音源 | HI-XL 88鍵ステレオサンプリングピアノ音源 |
共鳴音 | アコースティックレンダリング | |
グランドピアノ音色 | SK-EX EX SK-5 |
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88鍵サンプリング | 〇 | |
マルチサンプリング | 〇 | |
最大同時発音数 | 256音 | |
リバーブ | 6タイプ | |
エフェクト | 129タイプ 23カテゴリ | |
アンプシュミレータ | 5タイプ | |
バーチャル テクニシャン |
タッチカーブ | 6タイプ |
音律 | 7種+ユーザー2種 | |
チューニング | 3種 | |
イコライザ | 4バンドEQ | |
内部レコーダー | 保存フォーマット/容量 | SMF(MIDI) / 10ソング 約90,000音 |
機能 | 移調 オーディオ変換 SMF読み出し SMF保存 |
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オーディオ レコーダー |
保存フォーマット/容量 | MP3 WAV / USBメモリの容量に依存 |
機能 | MP3/WAV再生・録音 オーバーダビング 録音ゲイン調整 |
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メトロノーム/リズム | 拍子10種 リズム100種 |
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内部メモリ | SOUND40種 SETUP208種 POWER ON1種 |
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USB機能 | Load/Save | One Sound One Setup SMF All Sound All Setup All Backup |
その他 | Delete Rename Format |
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エディット メニュー |
1 | 107パラメータ |
2 | 55パラメータ | |
システムメニュー | 52パラメータ | |
ディスプレイ | 128×64dot マトリクスLCD | |
パネルコントロール | ボリューム ラインインボリューム セクションボリューム アサイナブルA~D ピッチベンド モジュレーション |
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接続端子 | ヘッドホン端子 | ステレオ標準 |
USB to Device | 〇 | |
USB to Host | 〇 | |
LINE(IN/OUT) | 〇 | |
MIDI(IN/OUT/THRU) | 〇 | |
Fixed OUT(L/R) | 〇 GND LIFTスイッチ付 | |
ペダル | GFP-3(ダンパー/ソステヌート/ソフト) FSW(フットスイッチ) EXP(EXP TYPEスイッチ付) |
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消費電力 | 20W | |
譜面台 | 固定式 | |
サイズ | 幅(W) | 138cm |
奥行き(D) | 45.2cm | |
高さ(H) | 19cm | |
重量 | 34kg | |
付属品 | 取扱説明書 | 〇 |
ペダル | GFP-3(ダンパー/ソステヌート/ソフト) | |
電源コード | 〇 | |
その他 | 譜面台 | |
その他 | 価格:オープン価格 |