カワイが誇る最高のグランドピアノシリーズであるShigeru Kawaiから、コンサートグランドピアノSK-EX、中型グランドピアノSK-5を新たに搭載しました。また、世界最高峰のピアノコンクールであるショ パン国際ピアノコンクールで実際に使用したカワイコンサートグランドピアノEXも搭載、合計3モデルのグランドピアノ音を内蔵しています。
これらのピアノレコーディングにおいては、ピアノ作りに精通したカワイだからできる最良のピアノ選定、最高レベルの調律師(※MPA)による秀逸なピアノ調 整を行っています。それらのピアノを88個の鍵盤一つ一つ丁寧に録音することで、妥協のないピアノサウンドに仕上がりました。HI-XL音源は、弱打から強打までのスムーズな音色変化や、和音の濁りが少なく減衰に伸びのあるリアルなピアノ音を実現、そのクオリティを余すこ となく表現します。
256音色の内蔵音色は8つのカテゴリに分類されています。(カテゴリ:ピアノ、Eピアノ、ドローバー、オルガン、ストリングス/ボーカル、ブラス/ホーンセクション、パッド/シンセ、ベース/ギター)また各サウンドカテゴリは8つのサブカテゴリで構成されており、それらはさらに4つのバリエーションで構成されています。(8カテゴリ×8サブカテゴリ×4バリエーション=256音色)
このように体系化した音色グループ構成によって、ライブパフォーマンス中でもすぐに音色変更を行うことができ現在選択されている音色も一目で確認することができます。音色のパラメータは中央のLCDに表示され、ノブを回せば演奏しながら音色やエフェクトのパラメータを調整することもできます。さらに画面に表示するパラメータはユーザーが自分の好きなパラメータをあらかじめ割り当てておくことができます。
熟練のピアノ調律師の卓越した技術はコンサートグランドピアノの性能を引き出すためには不可欠です。音色を正確にチューニングするだけでなく、そのピアノが本当の音楽を奏でられるようにさまざまな音色の調整を行います。
バーチャルテクニシャン機能は調律師の調整作業をシミュレートしてピアノ音色のキャラクターを変化させる機能です。タッチの重さやハンマーの硬さの調整、鍵盤から指が離れたときのノイズの調整、ストリングレゾナンス、大屋根の開閉、ダンパーレゾナンスなど様々な項目をリアルタイムに調整できます。
バーチャルテクニシャンはエレクトリックピアノでも利用可能です。古びた感じのサウンドで鳴らしたり、新品および出荷直後の状態で鳴らすことができます。
アンプやキャビネットの音色キャラクタはビンテージエレピの音色を左右する重要な要素です。 アンプシミュレータを使って、アナログ的な温かみと厚みのある音色で演奏することができます。
5種類のアンプタイプに加えてドライブレベルやボリュームを細かくコントロールすることも可能で、イコライザや音色エディット機能も備わっています。さらにアンプの音を集音するマイクの種類やマイクの配置、遠くに配置されたステレオマイクの音量も調整することが可能です。無限の組み合わせを実現するアンプシミュレータはビンテージエレピ音色にさらなる楽しさをもたらします。
レスポンシブ・ハンマー・アクションⅢは、グランドピアノのしっかりとした弾き応えを再現するため、鍵盤の質量、ハンマーのおもりなど、細部までこだわりました。また、鍵盤ウェイトを搭載し木製鍵盤に近いタッチ感を実現。鍵盤追従性やコントロール性も高く、繊細な演奏表現が可能です。
「レットオフ」とはグランドピアノの鍵盤を弱く、最後まで押さえ切った時に指先に感じるほのかなクリック感のことです。
グランドピアノは打鍵後にハンマーが弦から離れる機構がアクションに備わっているため、このクリック感が得られます。この繊細な感触を再現することで、タッチはまるでグランドピアノのようです。
MPシリーズではコントローラーに様々なパラメータを割り当てることができます。
90種類以上の割り当て可能なパラメータが存在しリバーブやエフェクト、バーチャルテクニシャンやアンプシミュレータなどの設定をリアルタイム制御できます。またEDITメニューのパラメータをコントロールノブに割り当てることができ、 さらに各音色セクション、MIDIゾーンには割り当て可能なノブのパラメーターセットが用意されています。
例えばピアノ音色にボイシングやストリングレゾナンスといった使用頻度が高いバーチャルテクニシャンのパラメータを割りあててリアルタイムに調整しながら演奏したり、エレピ音色でソロ演奏する際にアンプシミュレータのトーンコントロールに素早くアクセスし、“中音域を一瞬だけ高める/ドライブレベルを上げる“ といった操作を簡単に行うことができます。
MP7SEのリアパネルには、アンバランス型出力(標準)を装備しています。通常オーディオ信号はステレオ出力しますが、システムメニューで設定変更すると1系統はミキサー卓に、もう1系統は返しにといった使い方が可能な、2系統のモノラル出力に変更することも可能です。
またMP7SEは外部入力用にラインイン端子を搭載しており、PCやポータブルオーディオをMP7SEの内部音色とミックスすることができます。ラインインのボリュームはパネル上にあり、ミキサー感覚で内部音色と外部入力のバランスを調整することができます。外部オーディオはMP3またはWAV形式でUSBメモリに保存することが可能で、MP7SEの内部音色と合わせて録音することが可能です。
MP7SEは、標準的なMIDI端子とUSB端子を2系統のMIDI入出力端子として利用できます。標準MIDI IN、MIDI OUT、THRU端子とUSB to Host端子によってMIDIデータを同時に並列に送受信することができます。これによりMIDI接続したお気に入りのシンセサイザーなどの外部ハードウェア音源と、USB接続したPCやiPad上で動作するソフトウェア音源を同時に使用することができます。
また、MIDIとUSBのルーティングを自由に設定できるため、例えば「MP7SEをMIDIインターフェイスとして使用する」ことも可能です。MP7SEシステムメニューの幅広い追加設定は、MIDIイベント処理のきめ細かなコントロールを可能にし、フル機能のマスターキーボードとしての評価、柔軟性を備えたステージピアノとしての評価を高めています。
外装色 | ブラック | |
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鍵盤 | 鍵盤 | 88鍵 レスポンシブ・ハンマー・アクションⅢ |
アイボリータッチ | 〇 | |
エボニータッチ | ー | |
レットオフ・フィール | 〇 | |
カウンターウェイト | ー | |
音色 | ピアノ音源 | HI-XL 88鍵ステレオサンプリングピアノ音源 |
共鳴音 | アコースティックレンダリング | |
グランドピアノ音色 | SK-EX EX SK-5 |
|
88鍵サンプリング | 〇 | |
マルチサンプリング | ー | |
最大同時発音数 | 256音 | |
リバーブ | 6タイプ | |
エフェクト | 129タイプ 23カテゴリ | |
アンプシュミレータ | 5タイプ | |
バーチャル テクニシャン |
タッチカーブ | 6タイプ |
音律 | 7種+ユーザー2種 | |
チューニング | 3種 | |
イコライザ | 4バンドEQ | |
内部レコーダー | 保存フォーマット/容量 | SMF(MIDI)/10ソング 約90,000音 |
機能 | 移調 オーディオ変換 SMF読み出し SMF保存 |
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オーディオ レコーダー |
保存フォーマット/容量 | MP3 WAV / USBメモリの容量に依存 |
機能 | MP3/WAV再生・録音 オーバーダビング 録音ゲイン調整 |
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メトロノーム/リズム | 拍子10種 リズム100種 |
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内部メモリ | SOUND 256種 SET UP 256種 POWER ON 1種 |
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USB機能 | Load/Save | One Sound One Setup SMF All Sound All Setup All Backup |
その他 | Delete Rename Format |
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エディット メニュー |
1 | 116パラメータ |
2 | 64パラメータ | |
システムメニュー | 52パラメータ | |
ディスプレイ | 128×64dotマトリクスLCD | |
パネルコントロール | ボリューム ラインインボリューム ZONEミキサー アサイナブルノブA~D ピッチベンド モジュレーション SW1 SW2 |
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接続端子 | ヘッドホン端子 | ステレオ標準 |
USB to Device | 〇 | |
USB to Host | 〇 | |
LINE(IN/OUT) | 〇 | |
MIDI(IN/OUT/THRU) | 〇 | |
Fixed OUT(L/R) | ー | |
ペダル | GFP-3(ダンパー/ソステヌート/ソフト) DAMPER(F-10H) FSW(フットスイッチ) EXP(EXP TYPEスイッチ付) |
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消費電力 | 20W | |
譜面台 | 固定式 | |
サイズ | 幅(W) | 136.5cm |
奥行き(D) | 34cm | |
高さ(H) | 17.5m | |
重量 | 22.5kg | |
付属品 | 取扱説明書 | 〇 |
ペダル | F-10H(ダンパー) | |
電源コード | 〇 | |
その他 | 譜面台 | |
その他 | 価格:オープン価格 |