安全にお使いいただくために
弊社ピアノ製品をお使いの際は、安全のため以下の注意事項を守った上でお使いください。
小さなお子様がいる場合は、保護者の管理のもと、安全にお使いください。
ピアノ製品使用上の注意
- 1. 鍵盤蓋の開閉時に自身や周りの方の指や手を挟まないように注意してください。また、周りの方が鍵盤蓋を倒すことのないように注意してください。指や手など挟むことで怪我をする恐れがあります。
- 2. ソフトフォールシステム(手を離しても鍵盤蓋がゆっくりと閉まる機構)が搭載されていないピアノでは、手を離すと鍵盤蓋が勢いよく閉まってしまうため開閉時には注意してください。指や手などを挟む恐れがあります。また、ソフトフォールシステムが搭載されている場合、閉じていく鍵盤蓋を無理に押さえないでください。製品が破損する恐れがあります。
- 3. 鍵盤蓋や譜面台、ペダルの下などの隙間に体の一部を入れないでください。挟んだり擦ったりして怪我をする恐れがあります。
- 4. 屋根の内側に手や腕、頭などの体の一部を入れないでください。体が当たり突揚棒が外れると、屋根が落下し怪我をする恐れがあります。
- 5. 屋根を開閉する際、操作手順に沿って開け閉めしてください。指や手を挟む恐れがあります。グランドピアノの屋根は大きく重たいので、力の弱いかたは開閉しないでください。
- 6. 製品に乗ったり、ぶら下がったり、押したり、衝撃を加えたりしないでください。製品から滑り落ちたり、製品が転倒したりして怪我をする恐れがあります。
- 7. 製品の周りで走り回らないでください。ぶつかって怪我をする恐れがあります。
- 8. 地震の時に製品の下に潜り込んだり、近づいたりしないでください。製品が移動したり転倒したりして怪我をする恐れがあります。
- 9. 製品の移動・輸送は販売店や専門業者にお問い合わせください。ピアノは重量物ですので、移動の際に床の状態や力のかけ方によっては、転倒して思わぬ事故につながる恐れがあります。
- 10. キャスターにストッパーがついている場合は、移動する時以外、全てのストッパーが確実にロックされていることをご確認ください。ロックがゆるんでいると、ピアノが不意に動いて事故につながる恐れがあります。
- 11. 製品は分解、修理、改造しないでください。部品で手を挟んだり、部品を落下させたりすることで、怪我をする恐れがあります。また、製品自体の破損、及び倒壊により怪我をする恐れがあります。
- 12. 熱いものを近づけないでください。火災が発生する恐れがあります。
- 13. 製品の上には物を置かないでください。物が落ちて体に当たった場合、怪我をする恐れがあります。
- 14. 小さな部品はお子様の手の届かない場所で保管してください。お子様が誤って飲み込んでしまう恐れがあります。
- 15. ピアノ技術者が調律・点検を行う際、小さなお子様が近づかないように注意してください。外した部品やピアノの内部機構に触れて、怪我をする恐れがあります。
- 16. 断線した弦に触れないでください。指や手を怪我する恐れがあります。
- 17. ピアノカバーなどは破れたまま放置しないでください。鍵盤蓋や屋根に引っかかり、開閉時に鍵盤蓋や屋根が落下する恐れがあります。
ピアノ椅子についての注意
- 1. 椅子を組み立てる時は、組立説明を読んでから作業してください。正しく組み立てないと落下、破損、怪我の恐れがあります。
- 2. 椅子の脚を取り付けるためのナットがゆるんでいないか、定期的に点検し、必要に応じて締めなおしてください。ゆるんだまま使用すると落下、破損、怪我の恐れがあります。
- 3. 椅子で遊んだり、踏み台にしたり、2人以上で座ったりしないでください。怪我をする恐れがあります。
- 4. 高低調節機能付きの椅子の場合、椅子から降りて高さを調節してください。椅子に腰掛けた姿勢のままで調節すると、椅子が倒れたり、指を挟んだりして怪我をする恐れがあります。
消音ピアノなどの電子製品についての注意
- 1. 電源は必ず AC100V をお使いください。電圧の異なる電源を使用すると故障や発火の恐れがあります。
- 2. 付属の電源コードやACアダプター以外を使用しないでください。故障や発火の恐れがあります。
- 3. 電源コードやACアダプターのコードは無理に曲げたり、重いものを乗せたり、熱いものを近づけたり、傷つけたりしないでください。コードが破損し、発火、感電、故障の恐れがあります。
- 4. 電子製品やACアダプターなどは分解、修理、改造しないでください。また、熱いものに近づけたり、熱がこもるような使い方をしたりしないでください。発火、感電、故障の恐れがあります。
- 5. コード類の被覆剥けを放置したり、ビニールテープ等を使用し修理をしたりしないでください。発火、感電、故障の恐れがあります。
- 6. 電源コードを抜く時は、必ずプラグ部分を持って抜いてください。コード部分を持って引っ張るとコードが破損し、発火、感電、故障の恐れがあります。
- 7. 落雷の恐れがある時や長時間使用しない時は、必ず電源コードを抜いてください。発火、感電、故障の恐れがあります。
- 8. 電源プラグにほこりが付着している場合は、ほこりを拭き取ってください。発火、感電、故障の恐れがあります。
- 9. 水に濡れた手で電源プラグを抜き差ししないでください。感電の恐れがあります。
- 10. 製品を濡らさないでください。水につけたり、こぼしたりすると感電、故障の恐れがあります。
- 11. ヘッドホンは大音量で長時間使用しないでください。聴力低下の原因になる恐れがあります。
製品使用場所についての注意
ピアノは重量物ですので、床の強度が不足していると思わぬ事故につながる恐れがあります。事前に設置場所を十分にご検討ください。
《ピアノの重量》
・アップライトピアノ:200~280kg
・グランドピアノ:280~500kg
以下の場所では製品を使用しないでください。
- 1. 製品がグラグラする不安定な場所
- 2. 水がかかる場所
- 3. 極端に温度の高い、もしくは低い場所
- 4. 極端に湿度の高い、もしくは低い場所
- 5. 窓際など直射日光の当たる場所。やむを得ず、窓際に置く場合は、厚手のカーテン等をご使用ください。
- 6. 砂やホコリの多い場所
- 7. 振動の多い場所
異常・故障が起こった時は
ピアノや椅子に異常が起こった時は思わぬ事故につながる恐れがありますので使用は控え、お近くの販売店、又は弊社ショップまでお問い合わせください。
電子製品に異常が起こった時は、すぐに電源スイッチを切り、コンセントから電源コードのプラグを抜いてください。故障している可能性がありますので、使用は控え、電源コードを外したままの状態で弊社サービス窓口にお問い合わせください。
- 1. 鍵盤蓋のソフトフォールシステムが故障している場合
- 2. 製品の内部に異物が入ってしまった場合
- 3. 水がかかって内部が濡れてしまった場合
- 4. 電子製品の一部が異常に熱くなったり、異常な臭いや煙が出たりした場合
- など
グランドピアノ屋根開閉手順について
グランドピアノ開閉手順[PDF 2.0MB]