よくあるご質問

カテゴリ:チャーチオルガン

A

パイプオルガン独特の揺らいだ音を再現するための技術です。

パイプオルガンは鍵盤楽器の形をした管楽器ですから、音を鳴らすために風 (息) が必要です。高圧の空気で鳴らしていると思われている方も多いのですが、実はリコーダーを吹くときのようなデリケートな風圧で鳴っています。

息を吹き込む肺の役割をする「ふいご」は板と革で繋いだ蛇腹のような恰好で、その上に石やレンガなどのおもりを乗せて、一定の風圧をかけています。しかし、たくさんのパイプを同時に鳴らすと風が一気に消費され、一瞬風圧が下がり、わずかに音が揺らぎます。これはパイプオルガン独特の現象で、生き物のような躍動感を与えます。

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