Contents
- 1 【LD-200ユーザー様】本物を長く大切に― 趣味と音楽を楽しむ暮らし
- 1.1 ご夫婦の趣味が息づく、和モダンな暮らし
- 1.2 LD-200購入のキッカケはInstagram広告から
- 1.3 住環境とピアノの消音機能
- 1.4 勇気を出してカワイショップへ。初心者でも安心の体験談
- 1.5 ピアノを習おうと思ったきっかけ
- 1.6 ご主人の人生に強い影響をもたらしたビートルズ
- 1.7 心を豊かにする、大人の趣味ピアノ
- 1.8 ピアノ専用スツール「TY-1」の多様な使用方法とインテリアデザイン
- 1.9 ライフスタイルに溶け込む趣味の数々
- 1.10 「長く大切に使えるもの」を選ぶ暮らし
- 1.11 今回のインタビューについて
- 1.12 「LD-200」オンラインショップ
- 1.13 ピアノ専用スツール「TY-1」新発売
- 1.14 「LD-200」ユーザー様のInstagram投稿ご紹介【みんなの写真】
【LD-200ユーザー様】本物を長く大切に― 趣味と音楽を楽しむ暮らし
ご自宅のピアノ「LD-200」の素敵な写真をInstagramに投稿していただいた、カワイピアノのユーザー様 ( @brix_mustangramさま) のお宅に訪問し、インタビューをさせていただきました。家づくりや楽器へのこだわりはもちろん、 ギター、カメラ、オーディオ、さらにはシロカン?まで――多趣味なご夫婦のお話しをうかがいました。

玄関から素敵なW様邸
ご夫婦の趣味が息づく、和モダンな暮らし
―― わあ、すごくおしゃれなお部屋ですね!まるで雑誌に出てくるようなお部屋です。 ピアノの設置場所は、まるでピアノのために用意されたかのように板の間になっていますね。もともと、ピアノを置くことを予定されていたのでしょうか。
ご主人:当初、ピアノを置く予定はなく、もともとはすべて畳でした。 家を建ててくれた建築会社さんとはその後も仲良くお付き合いしていて、あちこち手を入れてもらっているんですが、 まず「ピアノを置いて大丈夫か」を確認してもらいました。

小上がりの畳スペースに設置されているLD-200
ご主人:畳の上よりはフローリングの上の方がピアノに似合うと思ったので、「ここだけ板張りにできますか?」と相談したんです。 工事は割と簡単で、補強も必要ないとのことでしたので、していません。床暖房の影響が心配だったので、そこだけ断熱材を入れてもらいました。 小上がりになっていて、その下は収納になっています。
ピアノを置く前は何もなく広々としており、ピアノを置くことで圧迫感が出たり、 せっかくの床の間を隠してしまったりしてしまうのではないかと不安でしたが、うまく収まったと思います。

W様ご夫婦
LD-200購入のキッカケはInstagram広告から
―― Instagramで弊社の広告をご覧いただいたことがきっかけで、LD-200をご購入くださったと、W様のInstagram投稿で拝見いたしました。 ご購入に際して、どのような点が決め手となったのか、お聞かせいただけますでしょうか。
ご主人:いろいろと思うことがあって、「ちゃんとピアノを習って、基礎から学び直すのもいいかな」と考えていたんです。 ピアノ教室に通おうと思ったんですが、それなら新しいピアノも欲しいなぁと思い始めたのが今年の2月頃でした。 そんなときに、たまたまカワイのInstagramの広告が目に入ったんです。

(左)カワイのInstagram広告写真(右)W様のご自宅写真
ご主人:どこかで見たような部屋の写真で、「これウチ!?」と目を疑いました。一目でウチにピアノを置いた時の雰囲気がイメージできたんです。
それを妻に見せたところ、意外にもすごく乗り気でした。むしろ「中途半端にデジタルピアノを買いなおすくらいなら、
アコースティックがいい」という気持ちは、幼いころからピアノを習っていた妻の方が強かったと思います。
弾き心地はやっぱり全然違うんですね。当時の僕はそこまでわかっていなかったのですが…。
あとは、LD-200の猫脚のデザインや色合い、全体の雰囲気がとても気に入りました。特に妻は「猫脚はマスト」と言っていましたね。(笑)

LD-200 マホガニー(艶出し)/ ウォルナット(艶出し)/ ウォルナット(艶消し)
ご主人:他社にも同じくらいの大きさで猫脚のピアノもあったので検討しましたが、色味が好みではありませんでした。
でも結局は、最初に広告を見たときにこれだ、と決めていたのだと思います。
幸い、近所のカワイショップでは、LD-200の全色を見比べることができ、妻とは最初の印象通り、「この色しかないね」と決めました。
それから細かい部分ですが、LD-200のゆっくりと鍵盤蓋が閉まる機能*の部品は、あまり目立たないところも良いと思いました。
他のメーカーではプラスチックの部品が目立ち、そこが目についたので、その点も好印象でした。
*ソフトフォールシステム

ソフトフォールシステムの器具
住環境とピアノの消音機能
ご主人:ただ、やっぱりアコースティックピアノとなると「近所に気兼ねなく音を出せるものかな…」と環境的な不安がありました。
だから最初は、アコースティックピアノの鍵盤アクションを搭載した電子ピアノ、いわゆるハイブリッドピアノがいいのかなと考えていました。
でもハイブリッドピアノは、外観が黒くて角ばったものばかりで、「ピアノらしい見た目だけど、ウチにはちょっと合わないかな…」と迷っていたんです。
そんななかで、今は消音機能がかなり進歩していることを知って、「これならアコースティックでも大丈夫だな」と思えました。
長く使えそうですし、見た目もやっぱりいい。そう思い、思い切って購入しました。
■ピアノの消音機能とは?
ピアノの消音機能とは、鍵盤を弾いた際にハンマーが弦を打たないようにし、代わりにデジタル音源で音を出す仕組みです。
これにより、ヘッドホンを使って自分だけが音を聴くことができ、夜間や集合住宅でも気兼ねなく演奏できます。
―― 消音機能については、カワイショップに行かれる前から導入しようと考えていらっしゃったのか、それとも店頭でその存在を知ったのか、どちらでしょうか。
ご主人:前からカタログやサイトを詳しく見ていて、知っていました。
すべて一通り目を通したと思います。やっぱり、ああいうカタログとかを見てしまうと、気持ちがどんどん高まっていきますね。
購入後に思ったのですが、消音機能のことはあまり知られていない気がします。
ピアノ経験のある友人に消音機能のことを説明しても、「どういう仕組みか全然わからない」「これは電子ピアノ?」といった反応が多いです。

消音機能のヘッドホンを着けて演奏しているご主人
勇気を出してカワイショップへ。初心者でも安心の体験談
―― お近くのカワイショップに足を運んでいただいたそうですが、実際に行かれてみていかがでしたか。
ご主人:カワイショップの方には本当によくしていただきました。ありがとうございます。 正直、ピアノを弾けない僕にとって、ああいうピアノ専門店はかなり敷居が高かったです。 「ピアノは弾けないけど、ピアノが欲しいので見せてください」というのはなかなか…。勇気を振り絞っていきました。(笑) カワイショップに限らず、楽器店ってどうしてもそういうイメージがありますよね。楽器ができないと触らせてもらいにくい、というか。
奥様:試奏しようにも、「なんだか恥ずかしいな」とか、「買わないのに弾かせてもらうのも気が引けるな」と思うこともありましたね。
ご主人:逆に、店員さんの中に「僕もピアノ弾けないんですよ」という方がいると、ぐっと敷居が下がるかもしれませんね。(笑)
―― 実は、カワイのスタッフでも、他の楽器は演奏できてもピアノは弾けない方もいますよ。 ですので、カワイショップや楽器店に行くのをためらっている方も、ぜひお気軽にご来店いただければうれしいです。 このW様のインタビュー記事を見て、勇気をもらえる方もいるのではないかと、私たちも期待しています(笑)。

カワイ横浜/カワイ梅田/カワイ表参道のショップの様子
ピアノを習おうと思ったきっかけ
―― 先ほど、ピアノを習うキッカケに「いろいろと思うことがあって」とお話しされていましたが、具体的にはどのようなことがあったのですか。
ご主人:幼稚園で楽器の演奏会があって、僕は当初鍵盤ハーモニカ担当だったのですが、僕が全然弾けないものですから、 鍵盤ハーモニカをクビになり、シンバルに回されたという悲しい記憶が…。 それ以降鍵盤楽器や音楽にはコンプレックスがあったんですけど、中学の頃からビートルズを聴くようになり、 音楽に興味が出てきたんです。そして高校に入学し、生まれて初めて自分で買った楽器がキーボードでした。
そして就職後、カワイさんの電子ピアノを買ったんです。もう20年前くらいですね。それをずっと使っていました。
この家を建ててから13年くらい経ちますが、建築時に「ピアノを入れたいね」という話は少ししたんです。
でも、その時は場所も取るし、現実的ではないね…ということで見送りました。
その後もちょっとしたタイミングで「ピアノ欲しいな」と思うこともあったのですが、デジタルピアノもあるし、仕事も忙しいしで、
なかなか踏み切れないままでした。
―― では、最初にキーボードを購入されたのは、鍵盤楽器へのコンプレックスを克服したいという気持ちもあったのでしょうか。
ご主人:コンプレックスを克服したいというより、ビートルズのメンバーがピアノを弾く姿がとてもかっこよくて。とにかく憧れました。
そしてキーボードの鍵盤に「ドレミファソラシド」を書いて、何とか独学でビートルズの曲を何曲か弾けるようになったんです。完全に丸暗記でした。
年齢も40代半ばとなり、人生の折り返しを意識するようになり、このタイミングでピアノをちゃんと基礎から学ぶのもいいかなと思ったんです。
ちょうど今の職場の近くにピアノ教室があり、そこに通うことに決めました。

ご主人の人生に強い影響をもたらしたビートルズ
―― ビートルズ愛について教えてください。厚みのある本のようなものがたくさんありますよね。これらは何ですか?
ご主人:ビートルズのCDやレコード、写真集ですね。

奥様:夫はポール・マッカートニーがとにかく大好きで、ポール・マッカートニーになりたかったみたいで…。
ご主人:今もなお、なりたいんです。(笑)
奥様:まだ諦めてないんだよね。(笑)

―― 時刻表と書いてあるものは何ですか?
ご主人:50年前くらいの国鉄の時刻表で、「読む」ためのものです。 子供の頃はずっと鉄道が大好きで、中学生の時にひとりで鉄道を使って北海道を旅行したんです。 そのお供に、兄からビートルズのカセットテープを持たされました。ベスト版みたいなやつでした。 興味はなかったんですけど、それを聴いてみたらなんだか衝撃を受けまして。 ひとりの旅行の心細さもあったのでしょうが「なんだか怖い曲が多いな」という印象でした。
けれどもすぐにハマり、中学3年の頃には鉄道からビートルズに興味が完全にシフトしてしまいました。以来30年以上、ずっと大好きです。
最初の頃よく聴いたのが「青盤」だったんだと思います。ビートルズはロックでありながらピアノが随所に入っていて、
なぜかピアノの音に魅かれたんでしょうね。だから僕も高校の時にキーボードから始めたんです。
次にベースを始め、ギターにも手を広げていきました。ポール・マッカートニーはベースやギターはもちろん、ピアノもドラムも何でもできるので、
「僕も何でもできるようにならなきゃ!」と思ったのでしょうか。(笑)
大学時代はバンドでベースを弾いていました。
―― ポール・マッカートニーへの愛と憧れがとても伝わってきました。
ご主人:彼はいま83歳だと思うんですけど、ピアノを弾いている姿を見ると本当にかっこいいんですよね。 「自分もああいう風に歳を取りたいな」って思うんです。 「僕も今から始めれば、83歳まであと40年ある!」そう思ってピアノをしっかり弾きたいと習い始めたのもあります。なかなか慣れないんですけどね。
心を豊かにする、大人の趣味ピアノ
―― どれくらいの頻度でピアノを弾かれていますか。
ご主人:ピアノ教室はほぼ毎週水曜日にあり、「かえるの合唱」などからコツコツと練習しています。(笑) 仕事をしているとなかなか時間が取れませんが、出勤前に10分、夕食後に15分というように、短い時間でもピアノに向かい、 なるべく毎日触れるようにしています。
―― ピアノを弾いているときは、どんなお気持ちですか。
ご主人:やっぱり楽しいです。ただ、練習ってなかなか思うように進まず、「うーん!」となることもよくあります。 でも少しずつでも先生に習うと確実に進みますので、それが本当にうれしいですね。
―― 奥様にピアノを教えてもらうことはありますか。
ご主人:それは、なぜかないんですよね。弾ける人からすると弾けない様子はまどろっこしいと思いますし、こっちとしても少々悔しいというか…。
奥様:あまり言うこときかないので。(笑)

―― 奥様も弾かれますか。
奥様:あまり弾きませんが、たまに夫がいないときに弾きます。出勤時間がずれているので、朝仕事に行く前とかに。夜はあまり弾かないですね。 私は今はギターの練習を頑張っているので、ピアノに触る機会は少ないのですが、ふと弾きたくなることはありますね。

ピアノ専用スツール「TY-1」の多様な使用方法とインテリアデザイン
―― 2025年5月に発売したピアノ専用スツール「TY-1」をお持ちだと思いますが、どのように使われていますか?
ご主人:本来とは違う使い方をしておりまして…。ご案内してもいいですか。


ご主人:先ほどお話ししたように、楽器で言えばピアノを弾くよりも、こちらが本業なんです。 ベースやギターを練習するときに、このスツールがちょうどよくて。こんな感じで使っています。

屋根裏スペースの楽器部屋
―― とても素敵な空間でスツールをご使用いただけて、本当にうれしいです。インテリアにもよく馴染んでいて、全く違和感がないですね。
ライフスタイルに溶け込む趣味の数々
―― W様のInstagramアカウントに、看板の写真がたくさんアップされていましたが、ご主人のご趣味でしょうか。

ご主人のInstagramフィード画面
ご主人:はい。キラキラどころかサビサビのインスタですみません。
古くからの道路や、今は使われていない道路に、昭和の中ごろに立てられた古い道路標識がまだ残っているんです。
よく見かける青い案内標識の古いものなんですが、当時は白かったので白い看板で「白看(しろかん)」と呼ばれています。
この白看を見つけて写真に撮るのも僕の趣味のひとつなんです。雑誌に写真を提供したこともありました。

ご主人撮影の写真が掲載されている雑誌
これはもう20年くらいやっていまして、もはやライフワークと思っています(笑)。 どこに残っているかわからいないので、宝探しのような感覚で楽しんでいます。 Googleで「白看」と検索していただくと、「白看ブリグ」というのが出てきますが、僕が細々と続けているブログです。
奥様:見てる人がすごく少ない…。(笑)
ご主人:そうそう(笑)。でもGoogle検索で上の方に出てくるって、すごくないですか(笑)。多分興味のある人は国内に5人くらいしかいないかも…。
―― 本当にすごいです!白看を探すために、遠方にも行かれることもあるんですか?
ご主人:北は青森、西は九州まで。北海道と四国・沖縄は白看的には未踏です。 昔は旧道をひたすら走って探していました。似たような趣味の人が少数ながらもいらっしゃって発信もされているので、 最近はそれも参考にさせてもらったりしながら撮り歩いています。
―― 面白いご趣味ですね。他にもオーディオやカメラなども飾ってありますが、こちらもご趣味ですか?
ご主人:「オーディオ薀蓄おじさん」みたいにはなりたくないので、ほどほどにしています。 でも、やっぱり良い音楽はできるだけ良い音で聴きたいなとは思っています。

ご主人:カメラは10年以上前になりますが、一通りやりました。 そこにあるのは70年くらい前の古いライカです。今はもうフィルムが高価になり、なかなか買えなくなっちゃいましたね。

「長く大切に使えるもの」を選ぶ暮らし
―― 家具やインテリア全体に、ヴィンテージのような統一感があって、とても素敵ですね。 多くの家具はご主人のご実家からの譲り受けたものや、ご主人の手作りだとお聞きしました。
ご主人:ありがとうございます。実家からもらった家具は、決して高級なものではありませんが、古いものが持つ独特の味があると思っています。
ピカピカの新品の家具はウチには合わないと思ったので、自分で作ったりしたこともありました。
今は家具でもなんでも簡単におしゃれなものが安価に手に入りますが、僕は「ずっと持っていても飽きないもの」「買い替えたくならないもの」を
選ぶようにしています。LD-200を選ぶ時も同じ視点で選びました。気に入って手に入れたものは長く大切に使いたいと思っています。

―― 電子ピアノではなくアコースティックピアノを選ばれたのも、「長く使えること」や「本物の楽器」という理由からでしょうか。
ご主人:そうですね。楽器のことはギターである程度分かっているつもりですが、電子楽器よりはアナログな楽器の方が、狂いはするけど長く使えますよね。 電子楽器の持つ機能はとても素晴らしいと思いますが、耐久性の面では不安が残ります。そのようなところからも、LD-200を選んで本当に良かったと思っています。

―― 本日は楽しいお話をお聞かせいただき、本当にありがとうございました!

今回のインタビューについて
■今回のインタビューを受けてくださったお客様のInstagramアカウント
@brix_mustangramさま
■河合楽器製作所の公式Instagramアカウント
@kawaipianosjapan
ピアノに関する様々な情報やお客様の投稿のご紹介、演奏動画などを日々更新中。フェアやキャンペーン情報などお得な情報もありますので、ぜひフォローをお願いします♩
「LD-200」オンラインショップ
カワイアップライトピアノ「LD-200」
ヨーロッパの伝統的な家具様式の優雅な曲線を取り入れた「猫脚」デザインのピアノ。空間を彩る優雅なスタイルと気品ある仕上げ。上品さを保ちながらも温かみのある木目の仕上げで空間を印象付けます。
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ピアノ専用スツール「TY-1」新発売
演奏する人にも、そっと寄り添う人にも。ピアノの隣にちょうどいいスツール
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