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ピアノは中古と新品のどちらがおすすめ? メリット・デメリット

2023.09.2112,509 views

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ピアノを購入するにあたって、新品のピアノと中古のピアノのどちらを選ぶべきか迷っている方は非常に多いです。新品のピアノは状態が良いという一方で、中古のピアノはお手ごろな価格が魅力です。「より品質のいいものを選ぶなら新品、コストパフォーマンスを重視するなら中古」という漠然としたイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか?そこで今回は、以下について解説します。

中古ピアノと新品ピアノの特徴

中古ピアノと新品ピアノのメリット・デメリット

中古ピアノの新品ピアノのどちらがおすすめか

「ピアノは中古で購入してもいいのか?」、「新品でピアノを買う意味は?」、「ピアノは中古と新品どちらを購入すべきか?」。こうした疑問を抱えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

中古ピアノの特徴

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まず、中古ピアノの音色の特徴やメリット・デメリットをご紹介します。中古ピアノ購入検討している方はぜひご覧ください。

中古ピアノの音の特徴

中古ピアノの状態は、前のオーナーの弾きこみ具合やメンテナンス状態によって大きく影響されます。ピアノは、内蔵されているハンマーが弦を叩くことで音を鳴らします。弦を打つハンマーは羊毛でできており、新品のうちは柔らかく、弾きこまれることでだんだん硬くなっていきます。そのため、ある程度弾き込まれている中古のピアノは、弾き心地が軽く音がはっきりしている物が多いのが特徴です。ただし、長期間弾き込まれるうちに、ハンマーの適切な硬さを失います。それゆえに、十分なメンテナンスがされずに老朽化したピアノは、音色が硬く強弱の変化がつけにくくなってしまいます。

中古ピアノの価格相場

アップライトピアノの場合、中古の価格相場は25万〜60万程度です。状態の良し悪しやブランドはもちろんのこと、ピアノの年式によっても価格が変動します。年式が古い物ほど寿命が短いとされ、その分価格は安くなる傾向にあります。

 

中古ピアノのメリット

中古ピアノには、主に2つのメリットがあります。

低価格で購入できる

高品質な材料を使ったモデルに出会えることもある

低価格で購入できる

中古ピアノを購入することの最も大きなメリットは、新品よりも低価格で購入できることです。中古ピアノは、新品に比べおよそ1〜2割ほどお得に購入できる傾向にあります。中には、以前のオーナーが大切に使っていた使用状態の良いものが販売されていることも。つまり、中古なら良質なピアノを低価格で購入できるチャンスがあるのです。また、新品では手が届かないようなグレードの高いピアノも、中古なら低価格で購入できます。そのため、新品よりも高いグレードのピアノを中古で購入するという選択肢が増えるのです。

 

中古ピアノのデメリット

中古ピアノのデメリットには、主に以下の4つのデメリットが挙げられます。

重厚感のない平べったい音になりがち

部品が損傷や劣化している場合がある

タッチ感などに前のオーナーの癖がついていることがある

圧迫感を感じる重厚なデザインが主流

重厚感のない平べったい音になりがち

中古ピアノのデメリットとして、重厚感のない表現力に乏しい音色が挙げられます。弾き込まれたピアノは、響板という部分の劣化がネックになります。響板とは、音を増幅させたり豊かにするという、ピアノの発音のために最も重要な部分です。新品から25年以上経過したピアノは、この響板の「張り」が無くなります。その結果、どんなに高級なピアノだったとしても重厚感がなく平べったい音色に。音で感情を表現する楽しさや、自分らしいピアノの音色を育てる面白さなど、生ピアノを弾くことの醍醐味が味わえないことが、中古ピアノの大きなネックです。「子供のために中古ピアノを買ったら、すぐに飽きて弾かなくなってしまった」ということも、中古ピアノを選んだことでこうした楽しみを見いだせなかったことが原因として考えられます。

部品が損傷や劣化している場合がある

部品の損傷や劣化によるリスクがあることも、中古ピアノの大きなデメリットのうちの一つ。目に見える外部の傷や汚れはもちろんのこと、目に見えにくい内部部分の劣化はそれ以上のリスクがあるため注意が必要です。ピアノにはハンマーや弦、響板など数々の消耗部品が内蔵されており、その一つひとつが音を奏でるために重要な役割を果たしています。そのため、内部部品の損傷や劣化は、ピアノ本体の音色や寿命に大きく影響するのです。こうした損傷や劣化による修理や調整にはメンテナンス費がかかります。「外傷がないきれいなピアノを購入したら、ハンマーが劣化していて響きが悪かった。」「購入費用を抑えるために中古ピアノを買ったのに、修理代が掛かりかえって割高になった。」このような中古ピアノ購入時の失敗は、多くの方が経験しています。

タッチ感などに前のオーナーの癖が付いていることがある

ピアノは人に弾き込まれることで、タッチ感や音色に弾き手の癖がついてくる楽器です。そのため中古ピアノを弾いた際、前のオーナーの弾き癖に違和感を感じてしまうという方も少なくはありません。また、88鍵盤の場合は真ん中の2オクターブがよく使われるため、その間にある音の鍵盤だけに癖が残っているということが多いです。したがって、よく使われ劣化が激しい鍵盤とそうでない鍵盤とのバランスが悪くなります。一度ついてしまった弾き癖は、丁寧な調整をすることで改善できる余地はありますが、本来のタッチや音色を取り戻すには、相当な時間と予算を掛ける必要があります。

圧迫感を感じる重厚なデザインが主流

中古ピアノには、デザインのバリエーションが少ないこともデメリットとして挙げられます。昔のモデルのピアノは、サイズが大きく黒色のデザインが大半を占めています。どのピアノも重厚感のあるデザインで、部屋に置くと圧迫感を感じてしまうものばかり。インテリアとしてお部屋に馴染むものが少ないのも、中古ピアノの短所です。

 
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新品ピアノの特徴

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新品ピアノの音色の特徴やメリット・デメリットをご紹介します。

新品ピアノ音の特徴

新品のピアノは、音を鳴らすハンマーが新しく柔らかいため、優しく伸びのある音色を出しやすいです。最初のうちは音が柔らかすぎて物足りなさを感じる方も多いですが、弾き込むことによりハンマーが適度に硬くなり響板も鳴りが良くなるため、響きが良く深みのある音に変わってきます。

新品ピアノの価格相場

新品のアップライトピアノの価格相場は、およそ50万〜120万円ほどとされています。ピアノの販売価格は、ピアノメーカーや使用される材料、外装はもちろんのこと、背の高さにも影響されるということは、意外と知られていない事実です。ピアノの背の高さが10cm違うだけで、価格も一気に10万円ほど跳ね上がります。背の高いピアノほど価格設定が高くなる理由は、内蔵されている響板の面積が広くなり、また弦も長くなるからです。そのため強弱がつけやすく、小さい音から大きい音まで幅広い音の表現が得意です。もちろん、背の低いピアノが必ずしも質が悪いというわけではありません。近年では、コンパクトでありながら響板の面積や弦の長さを確保する技術や工夫により、音質の良いピアノも数多く存在します。予算や置き場所の面積を考えつつ、弾いた時の感覚や音の良さで選びましょう。

 

新品ピアノのメリット

新品のピアノには、主に3つのメリットがあります。

音色を育てることを楽しめる

中古に比べて寿命が長い

長期メーカー保証がつく

デザインのバリエーションが豊富

それぞれについて解説します。

音色を育てることを楽しめる

新品のピアノは前任のオーナーがいないため、癖のついていないまっさらな状態です。そんなピアノを自分が弾き込んでいくことで、音色を育てる楽しみを味わえます。時間をかけて弾き込んでいくたびに、例えばお子様の上達と合わせ、自分らしい音色へと育っていくため、だんだんとピアノに対して愛着が湧いてきます。ピアノを弾く時のモチベーションにもつながりますので、初めてのピアノを購入したい方にとっては大きなメリットとなります。

中古に比べて寿命が長い

新品のピアノは、当然外装や部品などの消耗劣化がありません。そのため、中古ピアノに比べ長持ちすると同時に、メンテナンスしやすく維持費が掛かりにくいことがポイントです。また、寿命が長いことで価値も高くなるため、売却することになっても高価で買い取ってもらえる可能性が高くなります。

長期メーカー保証がつく

アフターサービスとして長期間のメーカー保証がつくことも、新品ピアノのメリットです。メーカーによって保証の期間は異なるものの、寿命が長く壊れにくい新品のピアノには1〜5年ほどの長期メーカー保証がついています。万が一の購入後の不具合にも対応できるので、初めての方でも安心して購入できます。

デザインのバリエーションが豊富

近年では技術が進歩し、コンパクトなサイズでも豊かな音色を奏でるピアノが増えてきました。サイズの小さいピアノは、部屋に設置しても圧迫感を感じず、床への負担が掛かりにくいので、ご家庭にも取り入れやすいのでおすすめです。加えて、木目調・茶色・白色などカラーバリエーションも増えてきて、自分の好みや部屋の雰囲気に合ったピアノを選びやすくなりました。こうしたデザインの選択肢が多いことも、新品のピアノのメリットです。

 

新品ピアノのデメリット

一方で新品のピアノには、次のようなデメリットがあります。

中古に比べて価格が高い

ある程度弾き込みが必要

中古に比べて価格が高い

新品ピアノのデメリットは、中古ピアノに比べて価格が1〜2割ほど高いことです。「新品ピアノを購入したら、グレードの高いピアノが中古で安く売っていて損した気分になった」といった体験をされた方も時々いらっしゃいます。予算を抑えてピアノを購入したい場合、新品はグレードの低いものに限られ、選択肢が少なくなってしまいます。

ある程度弾き込みが必要

新品のピアノは最初のうちは音色がおとなしい場合があり、弾き込むことでハンマーや響板が馴染み、ピアノ本来の深みのある豊かな音色に変化していきます。音質や調律の安定度などベストコンディションになるまでに、1〜3年を要する場合があります。最初のうちは音色に魅力を感じられなくても、自分らしい音を育てる意識をもって弾き込めば、新品ピアノらしい優しい音色と豊かな響きになることを知っておくことが大切です。

 

ピアノを買うなら新品がおすすめ!

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ピアノを購入するなら、新品購入がおすすめです。その理由は、中古ピアノが抱えるリスクが大きく関わっています。中古ピアノの中には、外装がきれいでも内部の消耗部品の劣化が進んでいたり、寿命が尽きてしまったものもあります。安く購入しようと中古ピアノを選んだ結果、メンテナンス費用が掛かってしまい、割高になってしまったといったケースも決して少なくはありません。こうした点を考慮すると、中古ピアノを購入することには大きなリスクがあるといえるでしょう。一方で、新品ピアノにはこうした部品劣化のリスクがないことに加え、音色やタッチ感に癖がついていないまっさらな状態のピアノが所有できるという大きなメリットがあります。ファーストオーナーとしてピアノを迎え入れ、演奏者の上達と共に自分らしい音色を育てていく経験は、中古ピアノやピアノ教室のピアノでは絶対に味わえません。「世界でたった一台しかない、自分が弾き込んだピアノという意識が持てて、大切に使おうと思った。」「自分が練習した分、ピアノの音も味わい深くなって嬉しかった。」新品ピアノの購入者には、こうして日頃から愛着を持ってピアノと向き合う方も多いのです。こうした特別な体験を味わっていただきたいからこそ、ピアノは新品で購入することをおすすめします。

まとめ

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今回は、中古ピアノと新品のピアノを比較し、どちらがおすすめかを紹介しました。今回の記事の要点をまとめると、以下のようになります。

中古ピアノは低価格で質のいいピアノを購入できるチャンスがあるが、莫大なメンテナンス費用が掛かるというリスクもある。

新品ピアノは寿命の長さと音色を育てられることが魅力だが、購入費用が高くある程度の弾き込みが必要。

ピアノを購入するなら寿命が長く愛着が湧きやすい新品がおすすめ。

「少しでもお得にピアノを買いたい」、「やめてしまったらもったいない」。そういった気持ちから中古ピアノを選ぶ方も多いと思います。しかし、修理費用などのリスクやピアノ演奏の楽しさを加味するなら、新品を購入した方が後悔は少ないでしょう。ピアノの購入を検討している方は、ぜひ新品のピアノを探してみてください。

河合楽器製作所

ピアノ・電子ピアノといえばKAWAI
1927年創業の
鍵盤楽器メーカーです

これまで100年近くにわたり、世界各国にたくさんのピアノ・電子ピアノを届けてきました。
国際コンクールやコンサートなどでは、世界中の多くのピアニストにご愛用頂いております。
「音楽を通じて、感動を共に分かち合いたい」
これは、永きにわたる楽器づくりの歴史から生まれたKAWAIの想いです。

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