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【製品レビュー】ピアニスト宮野 恭輔さんによる、電子ピアノCA501/401レビュー

2023.06.123,933 views

木製鍵盤を搭載したKAWAIの電子ピアノ「CA501」「CA401」。

そのプロモーション動画にご出演いただいた、ピアニストの宮野 恭輔さんに、弾いた感想や、ピアノの上達に欠かせないことについてお話を伺いました。CA401レビュー動画はこちらからご覧ください。

 miyano_interview

 

電子ピアノの印象について

 イメージの変化:電子ピアノでの練習は疲れるものという印象だった・・・

このたびKAWAIの電子ピアノのニューモデル、CA501/401のプロモーションビデオ撮影に参加させていただいたことで、僕の持っていた電子ピアノに対するイメージが大きく変化しました。これまでも電子ピアノで練習をする機会は数多くありました。ただグランドピアノと同じ弾き方で練習すると、いつも疲れてしまう自分がいて、結果として大抵は譜読みメインの練習になっていました。ところが今回のプロモーションビデオ撮影が終わり、ふと気がつくと、これまでの電子ピアノで感じた指や腕の疲れはびっくりするほど無かったのです。

 

CA501/401を弾いてみて~ピアノの上達のために

ピアノの上達に必要な「鍵盤のタッチ」の理解には「鍵盤の吸い付き」が必要・・・

撮影では、自分の演奏もそうですが、CA501/401の良さを、そして楽曲の良さを存分に引き出そうとコンサート同等の感情の込め方や演奏法で挑みました。ちなみに撮影では色々な画角が必要なためテンペストをフルで6回も弾きましたよ(笑)!

ピアノの上達には「音をしっかりと聴く耳」を養うのは絶対ですが、それと同等に指先で「鍵盤のタッチ」を即座に理解することも大切です。「打鍵するときの初動」、そして「鍵盤が下がった後に元の位置へ戻る”間”の動き」をコントロールして音色を作り分けていきます。その際には指への「鍵盤の吸い付き」がとても重要なのです。これまでの電子ピアノはその吸い付きがあまり無く、すぐに元の位置へ戻ってしまう印象でした。また音質は電気信号が綺麗な音に変えてくれるので、細かいニュアンスの弾き分けを学ぶことは難しかった。ところがこれらのことをCA501/401ではしっかりとコントロールすることができました。

 

DSC01374

 

 

余談ですが、撮影の合間に電子ピアノの開発スタッフさんと「電子ピアノの鍵盤タッチ」について、会話が盛り上がったのですが、「とにかく鍵盤の動きを限りなくグランドピアノに近づけようと日々研究している」と、目を輝かせながら楽しそうに話されていたことが強く印象に残っています。

KAWAIの皆さんの想いや拘りがたくさん詰まったこのピアノを、是非ご自身で演奏し、その感動を味わって下さい!

 

 ピアニスト 宮野 恭輔さんプロフィール

1992年 秋田県出身
桐朋学園大学を卒業後、同研究科を経てイタリア国立ボルツァーノ音楽院クラウディオ・モンテヴェルディに主席入学し研鑚を積む。
「第6回桐朋ピアノコンペティション 第1位」
「第48回カワイ音楽コンクールピアノ部門Sコース 金賞」
「第11回Francesco Moscato国際音楽コンクール(イタリア) 第2位」など
国内外のコンクールにて受賞。これまでに日本、イタリア、ドイツ、ポーランドにてリサイタルを行い、後進の指導にも熱意を注いでいる。
“人の心を動かす演奏” を意識し演奏活動を続けている。

河合楽器製作所

ピアノ・電子ピアノといえばKAWAI
1927年創業の
鍵盤楽器メーカーです

これまで100年近くにわたり、世界各国にたくさんのピアノ・電子ピアノを届けてきました。
国際コンクールやコンサートなどでは、世界中の多くのピアニストにご愛用頂いております。
「音楽を通じて、感動を共に分かち合いたい」
これは、永きにわたる楽器づくりの歴史から生まれたKAWAIの想いです。

河合楽器製作所コーポレートサイト



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