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【サイン入りCDプレゼント】ジャズピアニスト・秋田慎治さんが語る楽器との向き合い方

2026.11.05186 views

矢沢永吉さん、中森明菜さん、森山良子さんのコンサートなど、ジャンルの垣根を越えて数多くのステージを支えてきたジャズピアニスト・秋田慎治さん。 ステージではKAWAIの電子ピアノ・MP7SEを採用いただき、カワイ表参道のコンサートサロン「パウゼ」でShigeru Kawai SK-EXを演奏された経験もおありです。 そんな秋田さんに、楽器や音楽との向き合い方を伺いました。

 

秋田慎治(あきた・しんじ)

1972年、奈良県生まれ。ジャズピアニスト、作曲家、編曲家。ピアノを始めたのは高校卒業後。1997年に渡米し、ニューヨークを拠点に活動。2000年の帰国後は様々なアーティストのサポートや自己のグループで活動。2006年に1stリーダーアルバム『moments in life』でソロデビュー。矢沢永吉、中森明菜、森山良子、清水翔太ほか多数のアーティストのライヴやレコーディングに参加。昭和音楽大学などで後進の指導にもあたる。

 

“まさか自分がピアノ弾きになるとは思ってもいなかった”

―― 秋田さんがピアノを始められたのは高校卒業後だったそうですね。もともと音楽を志したきっかけを教えてください。

元々音楽は好きで友達とコピーバンドなどをしていたんですが、高校2年生のとき、たまたま知り合ったプロのドラマーの方に「人生一度きりだから、好きなことをやるべきだ」と言われたんです。 確かにそうだなと思い、音楽の道を志すようになりました。
ただし、演奏家になれる自信もなく、機材を扱ったり、シンセサイザーの音色を作ったりするマニピュレーターという仕事ならできるかも、と。

その頃は80年代終わり、これから21世紀になって電子楽器やコンピューターがますます発展していく時代でしたから、演奏家は難しくてもそちらならできるかもしれないと考えたんです。

音楽の専門学校に進んでから、電子楽器やシンセサイザーを扱う人間がその基礎であるピアノに触れたことすらないのはさすがにまずいと、軽く触れておこうと思ったのがピアノとの最初の接点でした。 だから、当時はまさか自分がピアノ弾きになるとは思ってもいなかったんです。

 

ジャンルごとに流儀が異なるステージ演奏

―― 秋田さんはジャズを軸としながら、ポップスやロックのステージでも数多く演奏されています。ジャンルによって、演奏との向き合い方は変わるものでしょうか。

ジャズとポップスではまるで逆といっていいほど変わります。ジャズのツアーでは、すべて即興。初日の名古屋で弾いたものを翌日の大阪でも繰り返すと、「え、またか」と、メンバーにかえって冷められてしまう。 毎回あたかも初めて演奏するかのような新鮮な気持ちで新しいものを生み出す向き合い方をしています。
反対に、ポップスやロックのバンドでは、同じ演奏を寸分たがわず再現しなければなりません。僕は良くも悪くも守備範囲が広いほうなので、音楽ごとに気持ちを切り替えることを常に意識しています。

 

思い込みが覆された、SK-EXとの出会い

―― 秋田さんには以前、カワイ表参道のコンサートサロン「パウゼ」で、Shigeru Kawai SK-EXを演奏していただきました。弾かれた印象はいかがでしたか。

僕はそれまで、カワイのピアノに対して「重厚感」のある印象を持っていたんです。きらびやかさよりも豊かな響き、というイメージですね。それに、ジャズクラブにはあまり置かれていないので、弾く機会がないまま、その印象を抱き続けていたんです。ところが実際にEXを弾いてみたら、音色の幅がものすごく広いことに驚きました。SK-EXも弾かせていただきましたが、それよりもさらに音色の幅が広いという印象を受けました。


―― 秋田さんにとって、良い楽器とはどのようなものでしょうか。

楽器は演奏者にとって相棒のようなものであり、自分とのレスポンスがマッチしていることが最も重要です。つまり、「このくらいの感じで弾けば、このくらいの音が出るだろう」という感覚と実際がマッチしているとストレスがないですね。楽器という相棒からいいインスピレーションをもらって演奏に反映されることもたくさんあります。これはアコースティックでも電子楽器でも変わりません。

 

グランドピアノに最も近く、持ち運べる一台

―― 秋田さんはステージでMP7SEを使われていますが、購入のきっかけを教えてください。

2022年の8月、矢沢永吉さんのデビュー50周年記念ツアー「MY WAY」があり、リハーサルのために家中のキーボードをスタジオへ運び出したんです。家に残っているのはグランドピアノだけだったので、家でグランドを弾いて復習し、またスタジオへ行くという生活を2週間ほど続けました。そうしたら段々とスタジオのステージピアノとグランドピアノとのギャップが気になり出したんです。それで、知り合いのキーボーディストに相談したところ、「カワイのMPが良いらしいよ」という話を聞き、カワイ表参道を訪ねたのがきっかけです。


―― 数ある電子ピアノの中から、MP7SEを選ばれた決め手は何ですか。

鍵盤のタッチがグランドピアノに一番近くて、なおかつツアーに持っていける可搬性があること。その二つが決め手になりました。MP7SEはアクションもよくて、ピアニッシモからフォルテッシモまで、タッチカーブも秀逸なんですよね。低音域と高音域で重さが変わるところも、生ピアノっぽくてとても使いやすいですね。


MP7SE(製品ページはこちら)

 

25曲の演奏を支えた、音づくりへの執念

―― 中森明菜さんのコンサートでもMP7SEを使われたそうですね。

中森明菜さんの曲は、イントロが鳴った瞬間にお客さんが「あの曲だ」とわかるものばかりですから、音色もできる限り原曲に近づけたかったんですよ。だから、原曲に入っているできる限りのシンセの音を耳で聴いて一つひとつ再現しました。 1音色に1時間以上かけたものもあります。25曲すべてをアレンジし、バンドの譜面も用意しての作業でした。

ステージではMP7SEをはじめ、ハードシンセの音とコンピューターの音を組み合わせて使っていました。キーボードを弾くときに何が一番苦手かというと、音色の切り替え、いわゆるプログラムチェンジです。 演奏中に押し間違えないだろうか、というのが最大のストレスなんですよ。普段ピアノ演奏が多いので、余計にそう感じるんです。
ですから、MP7SEの音色を切り替えると外部の音も自動的に変わるよう、システムを自分で組みました。それに、MP7SEはマスターキーボードとしての機能も素晴らしいんですよね。25曲ともなると音色の数はかなりのものになりますが、MP7SEはバンクの構成に自由度があるおかげで、1から順にシンプルにたどれるよう組むことができました。あれは本当に助かりましたね。


秋田さんのXアカウント @shinji_akita より引用

 

頭で考えないからこそ、生まれる音がある

―― 演奏するときに一番大切にされていることは何でしょうか。

ジャズの演奏においては、何も考えないことです。逆に練習ではめちゃくちゃ左脳を使うんですよ。音楽は数学と密接な関係があるので、いろんなアプローチにおいて構造を細かく分析して考えます。一方、ステージ上では逆に何も考えないようにしています。それはなぜかというと、考えて演奏すると音楽が良くない方向へ行ってしまうからです。自然が一番ですね。

 

音楽の栄養を蓄える努力の必要性

―― 最後に、プロを目指す若い方へ、メッセージをお願いします。

お伝えしたいことが二つあります。まず一つは、音楽の栄養を蓄えることです。マイルス・デイビスがインタビュー中にずっと音楽をかけていて、スタッフがそれを止めたら激怒した、という話があるんです。 そのとき彼が言ったのが、「音楽は俺の餌なんだ」という言葉でした。「音楽は自分を養う栄養だ」という意味だと思うのですが、僕もまったく同じように考えています。 よほどの天才でない限り、自分の中に無いものは生み出せません。ですから、たくさんの音楽に触れてほしいですね。 もっと言えば、音楽だけでなく絵画や演劇や映画鑑賞など、いろいろな経験が音楽にフィードバックされるので、幅広く栄養を蓄えることをお勧めします。

そしてもう一つは、外に出ることです。例えば世界的な腕を持つピアニストでも、家から一歩も出なければ誰の目にも触れません。僕の仕事も、振り返れば99%は人からの紹介で成り立ってきました。栄養を蓄えることと、人に会いに行くこと。始めるのが早いほど蓄えられる量は増えるし、その分だけ演奏する機会も巡ってくると思うので、ぜひ心がけてみてください。


秋田さんと長年親交のある、元カワイスタッフ

 

【秋田慎治さん サイン入りCDプレゼント】

応募フォームより、必要事項をご入力のうえご応募ください。【応募期間:2026年11月29日(日) 23:59まで】

Sincerely Grateful
2000年NYより帰国、上京すぐから目を見張る活躍ぶりで一世を風靡したピアニスト、秋田慎治。ジャズ界はもちろん、阿川泰子、マリーン、森山良子、矢沢永吉、サリナジョーンズなど、様々なジャンルのレジェンドからの信頼は厚い。2006年デビューアルバムからそのメロディセンス、ピアニシジムは好評を博し、ピアノだけにフォーカスをおいた”春・ソロピアノツアー”は15年に及ぶ。そんな中2013年初のソロピアノアルバム”CIRCLE”から10年、満を辞して2枚目のソロピアノアルバム(2016年にはバンドフォーマットでの”time-10”をリリース)。“今奏でる一音一音は今まで出会った人や物事から作られている”という秋田の”Sincerely(心からの) Grateful(感謝)”と題する本作、一曲一曲がなつかしさや温かさ、切なさや喜びに満ち溢れる。

河合楽器製作所

ピアノ・電子ピアノといえばKAWAI
1927年創業の
鍵盤楽器メーカーです

これまで100年近くにわたり、世界各国にたくさんのピアノ・電子ピアノを届けてきました。
国際コンクールやコンサートなどでは、世界中の多くのピアニストにご愛用頂いております。
「音楽を通じて、感動を共に分かち合いたい」
これは、永きにわたる楽器づくりの歴史から生まれたKAWAIの想いです。

河合楽器製作所コーポレートサイト

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